ソフトバンクグループがシェアオフィス事業を展開する米ウィーワークの株式最大30億ドル(約3230億円)の公開買い付け(TOB)計画を撤回したことを巡り、ウィーワークの共同創業者アダム・ニューマン前最高経営責任者(CEO)はソフトバンクGを提訴する意向だ。
ソフトバンクGの弁護士からウィーワークの親会社ウィーの取締役会に電子メールで送付された17日付の書簡で分かった。ソフトバンクGの弁護士は書簡で、独立取締役2人で構成する特別委員会が今月起こした同様の訴訟は権限を欠いていると指摘した。
ブルームバーグ・ニュースが内容を確認した書簡はモリソン・フォースターのエリック・オルソン氏が書いたもので、「ニューマン氏も訴訟を提起する意向だと述べた」としている。特別委の訴訟については、「独立取締役とそのファンドが大きな個人的利益を得ることを目的とした多額の費用がかかる訴訟に会社の手元資金が使われることをウィーワークが容認する必要はない」と主張した。
事情に詳しい関係者1人によると、ニューマン氏の弁護士は同氏が権利を留保すると伝える書簡をソフトバンクGに送付した。同氏はTOB計画で最大9億7000万ドル相当の株式を売却するはずだった。
ソフトバンクG、ウィーワーク、特別委員会の担当者はいずれもコメントを控えた。
原題:
SoftBank Says Neumann Plans to Sue Over Failed WeWork Deal (3)(抜粋)
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2020-04-20 22:12:00Z
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