Rabu, 08 Juli 2020

国交省、静岡県にヤード工事の容認提案 JR東海にも条件提示 リニア大井川問題(@S[アットエス] by 静岡新聞SBS) - Yahoo! - Yahoo!ニュース

 リニア中央新幹線工事に伴う大井川流量減少問題で、国土交通省は9日、静岡県とJR東海の議論を進めるため、県に対し、大井川の水資源に影響を与えない範囲でのヤード(作業基地)の追加工事を認めるよう提案した。JRには、国の専門家会議での議論など必要な手続きが終わるまではトンネル掘削工事を行わないよう条件を提示した。10日午後にも藤田耕三事務次官が県庁を訪問し、膠着(こうちゃく)する事態の打開を図る。  南アルプストンネル工事に必要なヤード工事を巡っては、県とJRの間で意見が食い違い、県が工事を認めない状況が続いている。同省はリニアの早期開業と、大井川の水資源への影響の回避、軽減を両立するため、県には「7月の早い時期」をめどに坑口を含むヤード工事着手に向けた必要な手続きを進めるように提案。その条件として、JRには、大井川の水問題を協議している専門家会議の結論が出るまで、トンネル本体の掘削工事に着手しないことを約束させる考えだ。  また、県がヤード工事とトンネル本体工事を一体と考えていることを踏まえ、JRに対しては、専門家会議の議論でヤードにある坑口の場所や各種設備に変更が必要になった場合は、変更することを前提条件として提示した。  国交省は議論の整理として、県とJRのヤード工事の位置付けの違いに着目。県の考えは「開発行為を工事の目的に基づいて整理・区分した結果だと考えられる」と指摘した。その上で、ヤード工事自体が周辺環境に与える影響に注目して区分する考え方もあるとして、県にはヤード工事の位置付けの変更を促した。

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2020-07-09 05:12:13Z
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