[東京 8日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比384円24銭安の3万2606円84銭と続落した。中国政府がiPhoneの使用禁止を拡大するとのニュースを受けた米ハイテク株安の流れが波及した。週前半の連騰を経て高値警戒感が高まる中での週末でもあり、利益確定や手仕舞い売りが広がった。
日経平均は74円安で寄り付いた後も、下げ幅を拡大した。アップル(AAPL.O)関連銘柄や指数寄与度の高いハイテク株で軟調な銘柄が目立った。午前の中盤に鈴木俊一財務相の円安けん制発言を受けてドル/円が一時146円半ばに急落した場面では、株価も下押しが強まった。
市場では「週前半はメジャーSQ(特別清算指数)算出を控える中で買われており、連騰を受けて高値警戒感が高まった。イベント通過に伴って反動の売りが強まったようだ」(ちばぎんアセットマネジメントの森田潤調査部長)との見方が聞かれた。
ドル/円は短時間で147円を回復したが、日経平均は追随する動きにはならず、後場も軟調地合いを継続。一時478円安の3万2512円80銭に下げ幅を拡大した。米中対立が強まりかねないとの懸念も、相場全体の下押しに作用したとみられている。
TOPIXは1.02%安の2359.02ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比1.02%安の1214.02ポイントだった。プライム市場の売買代金は4兆0572億7000万円だった。東証33業種では、値上がりは証券と電気・ガス、石油・石炭製品の3業種で、値下がりは鉱業や非鉄金属、精密機器など30業種だった。
東京エレクトロン(8035.T)やダイキン工業(6367.T)が軟調。SMC(6273.T)はさえなかった。一方、出光興産(5019.T)が年初来高値を更新したほか、アドバンテスト(6857.T)、第一三共(4568.T)はしっかり。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが277銘柄(15%)、値下がりは1508銘柄(82%)、変わらずは49銘柄(2%)だった。
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2023-09-08 07:20:45Z
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