関西空港の発着枠の拡大に向け、兵庫県の淡路島上空を飛行するルートを増やすことで、関西の自治体と経済界が15日、合意した。2025年4月に開幕する大阪・関西万博に備え、新たな飛行ルートの運用は、同年3月に始まる夏ダイヤに合わせてスタートする見通しだ。関空の発着枠は、現在の1時間あたり最大45回から最大60回に増えることになる。
関西、大阪(伊丹)、神戸の3空港のあり方については、官民でつくる「関西3空港懇談会」(座長=松本正義・関西経済連合会会長)で議論されており、この日、大阪市内で開かれた会合で、新たな飛行ルートの導入に合意した。
現在の飛行ルートは、海上のほか、大阪府や和歌山県、淡路島の上空に設定されている。北風の場合、出発時に淡路島の上空を通るのは、明石海峡を含む島北部の2ルートのみだったが、島中南部の2ルートも飛べるようになる。
騒音の軽減を求める地元側に配慮し、新たな飛行ルートの運用時間は午前6時半から午後11時に制限され、陸上を通る際はなるべく高い高度を飛行することが前提となる。
3空港懇は22年9月に発着枠の拡大に合意し、国が具体的なルートや騒音対策を検討してきた。国内線専用の神戸空港の発着枠も、1日あたり最大80回から120回に増える。
会合の終了後、記者会見した関経連の松本正義会長は「(合意は)関西全体として大きなステップを踏み出すことになる。地元住民の生活環境への負担をできる限り軽減するため、環境監視体制の状況などについても確認し、認識の共有を図っていく」と述べた。
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2024-07-15 10:21:00Z
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