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6日の米株式相場は急反落。米国債は上昇した。トランプ米大統領が追加景気対策案の協議停止を指示したことが背景。その数時間前、パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長は、十分な政府支援がなければ米景気回復は弱まるとあらためて警告していた。
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S&P500種株価指数は日中は0.7%上昇する場面もあったが、トランプ氏のツイート後に下げに転じた。ダウ工業株30種平均とナスダック総合指数も下落。米国債は上昇。ドルは主要通貨の大半に対して値上がりした。
S&P500種は前日比1.4%安の3360.95。ダウ平均は375.88ドル(1.3%)安の27772.76ドル。ナスダック総合は1.6%下落。米10年債利回りは5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の0.74%。
ネッド・デービス・リサーチの米国株担当チーフストラテジスト、エド・クリソルド氏は「追加刺激策を織り込み始めていた市場にとって、まさにサプライズとなった」と指摘。「新たな経済対策が講じられない限り、景気に弾みがつくのは難しいだろう」と述べた。
ペロシ下院議長は、民主党が単独で提案して下院が先週可決した経済対策案を支持するよう共和党に呼び掛けていた。ただ、2兆2000億ドル(約230兆円)規模の民主党案とホワイトハウスが支持していた1兆6000億ドルの対策案の間には大きな隔たりが残っていた。
外国為替市場ではドルが上昇。主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.4%上昇した。トランプ氏のツイートを受けて、逃避先通貨に買いが入った。ドルは対円では0.1%安の1ドル=105円63銭。対ユーロでは0.4%高の1ユーロ=1.1734ドル。
ニューヨーク原油先物相場は時間外取引で上げ幅を縮小。トランプ氏が追加景気対策案の協議停止を指示し、エネルギー需要の押し上げに欠かせないと見なされてきた同案を巡る楽観が急速にしぼんだ。ハリケーン「デルタ」がメキシコ湾岸に接近し、原油生産に一部影響が出ていることから、原油相場にはなお底堅さもある。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物11月限は1.45ドル(3.7%)高の1バレル=40.67ドルで終了していた。ロンドンICEの北海ブレント12月限は1.36ドル上昇し、42.65ドル。
金スポット価格は反落。トランプ氏による協議停止指示を受けた売りは金にも波及。ドル指数が上昇する中、スポット価格は一時1.6%安まで下げた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は0.6%安の1オンス=1908.80ドル。
(更新前の記事で見出しを指示に訂正済みです)
原題:Stocks Fall, Bonds Rise After Stimulus Talks Ended: Markets Wrap(抜粋)
USD Surges After Trump Delays Stimulus Negotiations: Inside G-10(抜粋)
Oil Pares Gains With Stimulus Doubts Threatening Demand Rebound(抜粋)
Metals Fall, Led by Silver, After Trump Halts Stimulus Talks(抜粋)
(相場を更新し、コメントと新たな情報を追加します)
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2020-10-06 20:53:00Z
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