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野村ホールディングスは26日夜、米証券子会社のノムラ・セキュリティーズ・インターナショナルの最高経営責任者(CEO)兼社長に米銀JPモルガン・チェース出身のクリストファー・ウィルコックス氏を任命したと発表した。就任は5月3日付。同氏は野村HDの米持ち株会社の共同CEOなどにも就く。
野村HDの広報担当者は、リスク管理を高度化し、ビジネスの拡大を進めていく体制をより強固なものにするためだと狙いを説明した。マネジメント強化も目的だという。
以前から人材採用を目指していたが、このほど米子会社で顧客との取引に関連し、約20億ドル(約2200億円)の損失発生の可能性が生じたことを受けて、採用プロセスを加速したとしている。関係者によると、この顧客は米アルケゴス・キャピタル・マネジメント。
ウィルコックス氏はほかに、米国でデリバティブ取引業務などを行うノムラ・グローバル・ファイナンシャル・プロダクツのCEO兼社長にも就任する。同社と米証券子会社はヘッジファンドなどにサービスを行うプライムブローカレッジ関連業務を行っている。両社のCEOを兼任していた野村HD執行役員の赤塚庸氏は、米持ち株会社ノムラ・ホールディング・アメリカのCEOに専念する。
アルケゴスは、マージンコール(追加証拠金の要求)に応じられなかったことを受け、わずか2日間で200億ドル相当の株式売却を迫られた。同社との取引に関連して、野村HD以外にもクレディ・スイス・グループや三菱UFJフィナンシャル・グループなど国内外の金融機関に損失影響が広がっている。
(詳細を追加して記事を更新します)
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2021-04-26 11:56:22Z
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