旧経団連会長でトヨタ自動車名誉会長の豊田章一郎さんの死去を受け、息子の豊田章男社長ら親族が18日、トヨタグループ創始者の出身地である湖西市を訪れた。章一郎さんのひつぎを乗せた車が市内のゆかりの地を巡り、生前親交のあった関係者や地元住民、「第二の古里」に別れを告げた。
章一郎さんへの献花台が設けられた同市役所には、午前10時40分ごろ到着。影山剛士市長らに迎えられ、章男社長は庁舎内に入り、献花台や記帳台、飾られたゆかりの品を見て回った。
午前11時ごろ、章一郎さんの祖父でトヨタグループ創始者・豊田佐吉の出生地にある佐吉記念館(同市山口)を訪問すると、大勢の地元住民に迎えられた。佐吉の頃から豊田家で受け継がれてきた住居が敷地内にあり、章一郎さんも度々ここを訪れていた。
住民によると、章男社長は「父と今、2日かけて(ゆかりの場所を)ドライブしている。ここに来られて、父も大変喜んでいます」とあいさつし、感謝を伝えた。住民は手を合わせ、車列を見送った。その場に駆け付けた男性(79)は「章一郎さんもよく立ち寄ってくれた。山口を大事にしてくれた。だから、これだけの人が集まる」と惜別の念をにじませた。
湖西市などによると、章一郎さんは同市が運営する奨学金に多額の私財を寄付していたほか、佐吉の命日の10月30日に市内で開かれる顕彰祭に2020年まで毎年のように参列。02年には市から名誉市民章が贈られた。14日に97歳で亡くなった。
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2023-02-19 06:22:44Z
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