[東京 2日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比443円63銭高の4万0074円69銭と、3日続伸して取引を終えた。心理的節目の4万円を4月4日以来、約3カ月ぶりに回復した。ドル高/円安が38年ぶり高値を再び更新するなど円安基調が続く中、日銀の追加利上げが意識された。そのほか市場では、日本株に対する海外投資家の先高観や、米大統領選を意識した物色が株価を押し上げているとの見方もあった。
日経平均は87円安と小幅安でスタートし、いったんプラス圏に浮上。後場は再び小幅安でのスタートとなったがその後じり高となり、心理的節目の4万円を回復した。朝方はバリュー(割安)株優位の展開が続いていたが、後場は幅広い業種で買いが優勢となり、連れ高相場となった。ドル/円が161.74円まで上昇した局面では、日経平均は482円銭高の4万0113円48銭で高値をつけた。
松井証券の窪田朋一郎投資メディア部長は「もともと7月上旬は上場投資信託(ETF)の分配金捻出に伴う換金売りで株安が見込まれていたが、先週の米大統領選のテレビ討論以降、地合いが変わっている」と分析。共和党のトランプ前大統領が民主党のバイデン現大統領に対して優勢になっており、防衛関連や資源関連が買われているという。そのほか「海外投資家を中心に先高観が根強く、押し目買いが入りやすいようだ」(国内証券ストラテジスト)との声も聞かれた。
東証株価指数(TOPIX)も3日続伸し、1.15%高の2856.62ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比1.14%高の1470.38ポイント。プライム市場の売買代金は4兆5345億0100万円だった。
東証33業種では、海運、鉱業、保険、精密機器、証券など31業種が値上がり、パルプ・紙、鉄鋼など2業種は値下がりした。石炭関連株などの鉱業は前週末以降底堅く推移しており、米大統領選が意識されているとの見方があった。
プライム市場の騰落数は、値上がり864銘柄(52%)に対し、値下がりが720銘柄(43%)、変わらずが61銘柄(3%)だった。
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2024-07-02 07:16:00Z
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