楽天は5日、投資先の米ライドシェア大手リフトに関連して2019年7~9月期に約1030億円の減損損失を計上すると発表した。リフトの株価が同期末にかけて大きく下落したことを反映する。楽天は約11%を出資するリフトの筆頭株主で、3月のリフトの上場では1100億円の株式評価益を計上していた。
リフト株による業績の押し上げ効果が薄れ、楽天の1~9月期は減益決算となりそうだ。
楽天は上場前にリフトに出資し、4月に取締役の任命などにより経営に重要な影響力を行使できるようになったとして、同社を持ち分法適用会社にした経緯がある。
リフトは同業のウーバーテクノロジーズとの競争激化の影響を受けて大幅な赤字が続いており、上場後の株価は低迷している。今回、楽天は持ち分法投資損失を計上するが、「上場前から通算した投資損益は黒字」(同社)という。楽天は7日に1~9月期の決算発表を予定している。
リフトが10月30日に発表した7~9月期の決算は売上高が9億5500万ドル(1039億円)と前年同期に比べて63%増えたが、最終損益は4億6300万ドル(503億円)の赤字だった。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO51813270V01C19A1TJ2000/
2019-11-05 11:30:00Z
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