【NQNニューヨーク=戸部実華】22日のニューヨーク外国為替市場で円相場は横ばいを挟んで4営業日ぶりに反落し、前日比25銭円安・ドル高の1ドル=103円70~80銭で取引を終えた。追加経済対策や新型コロナウイルスの感染抑制策への期待で、リスク回避の際に買われやすいドルが売られる地合いが直近まで続いていた。週末を控えてドルを買い戻す動きが出て、円相場の重荷となった。
バイデン米大統領は1.9兆ドル規模の経済対策を提案しているが、22日は米CNBCが「大型の追加対策の必要性を疑問視する野党・共和党議員が増えている」と伝えた。早期成立への不透明感が意識され、米ダウ工業株30種平均は続落。ドルの売り持ち高を中立方向に戻す動きにつながった。オーストラリアドルやカナダドルなど資源国通貨や英ポンドに対するドル買いが強まり、対円でのドル買いに波及した。
市場予想を上回る米経済指標の発表が相次ぎ、円売り・ドル買いにつながった面もあった。IHSマークイットが22日発表した1月の米製造業購買担当者景気指数(PMI)は59.1と市場予想を上回って前月から上昇し、過去最高となった。
円の安値は103円88銭、高値は103円74銭だった。
円は対ユーロで続落し、前日比40銭円安・ユーロ高の1ユーロ=126円30~40銭で取引を終えた。
ユーロは対ドルで横ばいとなり、前日と同じ1ユーロ=1.2165~75ドルで取引を終えた。1月のドイツのPMIの製造業とサービス業を合わせた総合指数が好不況の境目の50を下回らなかった。新型コロナ感染拡大による欧州の景気懸念がやや後退し、ユーロ相場を支えた。ただ、ユーロの買い一巡後は、持ち高調整のユーロ売り・ドル買いが優勢となった。
ユーロの高値は1.2185ドル、安値は1.2155ドルだった。
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2021-01-22 22:52:25Z
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