Rabu, 06 Januari 2021

米国株、ダウ続伸し437ドル高 「ブルーウエーブ」好感 ナスダックは反落 - 日本経済新聞

【NQNニューヨーク=戸部実華】6日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続伸し、前日比437ドル80セント(1.4%)高の3万0829ドル40セントと過去最高値を更新した。ジョージア州の上院決選投票で民主党候補が2議席とも獲得し、同党が上下両院で過半数を制する見通しとなった。追加経済対策やインフラ投資の拡大が期待され、景気敏感株を中心に買いが集まった。

米NBCなどは6日午後、すでに当確になっていた民主党のウォーノック氏に続き、オソフ氏の当選も確実だと報じた。大統領と上下両院の過半数を民主党が占める「ブルーウエーブ」が実現する。米選挙を巡る不透明感が晴れて「安堵感から投資家心理が強気に傾いた」(SIAウェルス・マネジメントのコリン・チェシンスキ氏)。

上昇が目立ったのは景気敏感株だ。建機のキャタピラーは6%高、化学のダウは5%高で終えた。民主党政権での国債増発の観測から、米長期金利が10カ月ぶりに1%台に上昇し、利ざや改善期待から銀行株も買われた。金融のゴールドマン・サックスとJPモルガン・チェースはともに5%上昇した。

民主党が公約に掲げる環境インフラ投資策の実現を見込んで、太陽光発電関連株が急伸し、電気自動車のテスラにも買いが集まった。米原油先物相場の上昇を好感し、シェブロンなど石油株も高い。

ダウ平均は一時630ドルあまり上昇したが、午後に伸び悩んだ。米連邦議会が6日、大統領選の結果を最終承認る上下両院の合同会議を開いたが、選挙結果を認めないトランプ大統領の支持者が議事堂に侵入。会議は中断し、議員らは避難を余儀なくされた。首都ワシントンでは6日18時から外出禁止令が発動され、政治の混乱が買い手控えにつながった。

景気敏感株が買われた一方、ハイテク株からは資金が流出した。長期金利の上昇を受け、高pER(株価収益率)銘柄が多いハイテク株の割高感が意識された。ナスダック総合株価指数は反落し、前日比78.166ポイント(0.6%)安の1万2740.794で終えた。

スマートフォンのアップルは3%安、ネット通販のアマゾン・ドット・コムは2%安など主力株が軒並み下落した。画像処理半導体のエヌビディアは6%下げた。英当局が同社による半導体設計大手アームの買収を巡り、競争妨害につながらないか調査を始めると6日に発表したことも嫌気された。

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2021-01-06 21:37:20Z
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