中国の新型コロナウイルス感染拡大は予断を許さない状況だ。クラスター(感染者集団)が全国的に広がり、オミクロン変異株の新たな亜型が見つかったとの報道もある中で、上海ではほぼ全域がロックダウン(都市封鎖)の状況に置かれている。
湖北省武漢市の感染拡大を抑え込んでからはパンデミック(世界的大流行)の大半をコロナとほぼ無縁に過ごしてきた中国では、1日当たりの新規感染者がここにきて急増。武漢での感染拡大局面以来の大幅な伸びを記録している。
上海市では3日のコロナ新規感染者が無症状を含めて9006人に上った。介護施設で死者が出ているにもかかわらず、公表されていないとの報道や食料不足を訴える声が広がる中で、市当局はコロナ一掃に向けて全住民2500万人への検査の準備を進めている。国家衛生健康委員会が発表した3日の本土コロナ新規感染者は無症状と合わせて計1万3137人に達した。
国営新華社通信によると、各地から集められた数千人の医療スタッフが3日にコロナ検査支援のため、上海に到着。人民解放軍も2000人余りの軍医療関係者を動員し、上海の防疫を支えると解放軍報が伝えた。
企業や一部の工場では業務停止が続いており、電気自動車(EV)メーカー、米テスラの上海工場は操業停止が2週目に入った。
懸念に拍車を掛けているのが、感染力が強いオミクロン株の新しい亜型が出現したとされる問題だ。
環球時報が地元衛生当局のシーケンスデータを引用して週末に報じたところによると、上海から約64キロメートル離れた都市で確認されたコロナ患者は「BA.1.1」から分岐した新たな亜型と診断された。
遼寧省大連市政府はソーシャルメディア微信(ウィーチャット)アカウントで、1日報告された感染例もこれまで国内で確認された遺伝子配列とは一致しなかったことを明らかにした。
原題:China Covid Crisis Grows With Cases Surging, New Sub-Strains (1)、China Reports 13,137 Local Covid Cases for Sunday(抜粋)
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2022-04-04 04:43:34Z
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