東京外国為替市場のドル・円相場は反落。米金融引き締め加速観測から米金利の上昇が続く中、日米金利差拡大を意識したドル買い・円売りで上昇していたが、日米財務相会談で為替の協調介入を協議したとの一部報道をきっかけに、円を買い戻す動きが強まった。
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市場関係者の見方
外為どっとコム総合研究所の神田卓也調査部長
- 報道がもし本当だったらかなり驚き。普通に考えても日銀が連続指し値オペをやっている最中に米国がドル売りの協調介入に、うんと言うとはとても思えない
- 一方で、ドル・円の130円と米10年債利回りの3%を両方明確に超えられないので、いったん持ち高調整の動きになっている
- 一番気を付けなければいけないのが、海外時間に入り米国側から否定発言が出ること。その場合、ドル・円が跳ねる可能性もあり、余計な波風を立ててしまった気がする
三菱UFJ銀行グローバルマーケットリサーチの井野鉄兵チーフアナリスト
- ドル・円の水準的にも、ここまで口先介入を繰り返してきたことからも、為替介入に関するテーマには神経質に反応はしやすい
- ただ、値動きを見ても情報の確度についてやや見極めたいムードもありそうだ
大和証券の石月幸雄シニア為替ストラテジスト
- 全般的にはドル高だが、短期的に投機の円売りポジションが積み上がってきており、お腹いっぱいという状態
- 日本サイドは日銀による連続指し値オペも通知されて、材料出尽くし
- 来週の日銀の金融政策決定会合もほぼ何もないと思うが、総裁会見で相変わらず円安はトータルで日本経済にプラスとの認識を示すかどうかが目先の注目
背景
- 鈴木俊一財務相はイエレン米財務長官との会談で最近のドル・円相場の動きについて議論し、為替に関する主要7カ国(G7)などの従来の合意に沿って日米通貨当局間で「連携」していくことを確認したと述べた
- 協調介入も議論、急速な円安ドル高進む中の日米財務相会談-TBS
- 米10年債利回りは22日アジア時間の取引で一時6ベーシスポイント(bp)高い2.97%付近に上昇。米2年債利回りも一時2.76%に接近
- パウエルFRB議長、利上げ前倒し支持-5月0.5ポイントも選択肢
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2022-04-22 00:21:02Z
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