日本マクドナルドは28日、パンの代わりに成形した米飯で具材をはさんだ「ごはんバーガー」3商品を2月5日から全国発売すると発表した。提供するのは、午後5時から閉店までの「夜マック」の時間帯。同様の商品はモスバーガーが1987年から販売しており、最大手の参入で米飯バーガーがにわかに熱を帯びそうだ。
マクドナルドの「ごはんバーガー」は、5月中旬ごろまでの期間限定販売。3商品は「ごはんてりやき」(390円)、「ごはんベーコンレタス」(410円)、「ごはんチキンフィレオ」(410円)。人気の定番商品のパンを米飯に取り換え、ボリューム感のあるメニューで新たなファンの獲得を目指す。
東京都内で28日に記者会見した下平篤雄副社長は「夕食にはまだまだ大きなチャンスがある。ごはんバーガーは、夕食に米を食べたいお客様や、和食が好きな30~40代のお客様に楽しんでもらえる」と話した。売れ行きが好調ならば販売継続も検討する。
一方、モスバーガーは、米飯で天ぷらや焼き肉を挟んだ商品を「ライスバーガー」と名付けて販売している。店舗を展開するモスフードサービスの広報担当者は「ライスバーガーに注目が集まることは歓迎している。広く親しんでもらういい機会だと感じている」と余裕の構えだ。
夜間の売り上げ増が課題だったマクドナルドは、てこ入れ策として2018年3月に「夜マック」を開始。午後5時以降に100円を追加すればハンバーガーのパティ(肉)が2倍になる「倍バーガー」といった食べ応えを意識したメニューをそろえた。その結果、女性を含む幅広い層の支持を得て、19年の全店売上高は前年比4・7%増と好調だった。
ごはんバーガーは、成形した米飯を冷凍した状態で店舗に運び、蒸してから具材を挟む手順で、店舗の調理が複雑にならないように工夫したという。14年に発生した期限切れ鶏肉の問題をきっかけに業績が落ち込んだマクドナルドは、「夜マック」などが奏功してV字回復を実現した。新商品が更なる起爆剤となるか注目される。【本橋敦子】
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2020-01-28 07:16:21Z
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