【NQNニューヨーク=岩本貴子】29日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反発した。前日比532ドル31セント(2.2%)高の2万4633ドル86セントで終えた。バイオ製薬のギリアド・サイエンシズが新型コロナウイルス治療薬の臨床試験(治験)で「有効性を示した」と発表した。治療薬の開発が進展し、新型コロナ感染の収束につながるとの期待が買いを誘った。
ギリアドの治療薬は「5日間の投与でも重症患者で改善がみられた」という。これまで複数の治験で10日間投与してきたが、より短い期間でも治療できることを示した。治療薬の開発が経済活動の制限の緩和を後押しするとみなされた。
経済への過度な悲観論が薄れ、銀行株や機械株など景気敏感株が総じて買われた。業績が外出規制の直撃を受けている旅行・レジャー関連銘柄も大幅高となった。
検索サイトのアルファベットが9%高、交流サイトのフェイスブックが6%高と、前日に相場下落を主導した大型ハイテク株が持ち直した。アルファベットが28日夕に発表した2020年1~3月期決算で、売上高が市場予想を上回ったのがきっかけとなった。
米連邦準備理事会(FRB)は29日の米連邦公開市場委員会(FOMC)でゼロ金利政策を維持し、無制限の量的緩和の継続も決めた。異例の金融緩和が長引くとの見方も買いを誘った。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は反発した。前日比306.98ポイント(3.6%)高の8914.71で終えた。
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2020-04-29 20:22:45Z
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