4~6月期の米GDPは戦後最悪の2桁のマイナス成長も予測される=AP
【ワシントン=河浪武史】米商務省が29日発表した1~3月期の実質国内総生産(GDP、季節調整済み)速報値は、前期比年率換算で4.8%減少した。新型コロナウイルスで3月半ばから経済活動が制限され、約11年ぶりの大幅なマイナス成長となった。4~6月期は戦後最悪の2桁のマイナス成長が予測され、企業倒産や失業の一段の回避策が求められる。
成長率は市場予測(約4%減)並みで、前期(2.1%増)から大きく悪化した。四半期ベースでマイナス成長に転落するのは、2014年1~3月期(1.1%減)以来だ。マイナス幅は金融危機だった08年10~12月期(8.4%)以来の大きさとなった。米景気は09年7月以降、過去最長の拡大局面にあったが、10年半で途切れそうだ。
GDPの7割を占める個人消費は前期比年率換算で7.6%減となった。自動車など耐久財消費が16.1%減と落ち込んだ。設備投資も8.6%減と4四半期連続のマイナスだ。貿易戦争による企業心理の悪化が回復しないままコロナ・ショックが直撃した。輸入は15.3%減、輸出も8.7%減となった。
景気は4月以降にさらに悪化している。米議会予算局(CBO)は4~6月期のGDPが前期比11.8%減、年率換算なら36.6%のマイナスと予測する。4%台だった失業率も10%を突破して、戦後最悪の水準に達しそうだ。
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2020-04-29 12:40:20Z
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