米マイクロソフトの1-3月(第3四半期)決算では売上高と利益がともに増えた。新型コロナウイルスの感染拡大に伴うテレワークへの移行で対応に必要なインターネットベースのソフトウエアやクラウドサービスの需要が高まったことが追い風。
29日の発表資料によると、1-3月期利益は108億ドル(約1兆1500億円、1株当たり1.40ドル)に増加した。売上高は15%増の350億ドル。ブルームバーグの集計によると、アナリスト予想平均は1株利益が1.28ドル、売上高は337億ドルだった。
サティア・ナデラ最高経営責任者(CEO)の下でマイクロソフトは数年前からクラウドソフトウエアに重点を移す方向にあり、一部のハイテク企業に比べ新型コロナの影響を受けにくい状況にある。
新型コロナで職場での勤務が難しくなる中で、生産性ソフト「Office(オフィス)」のオンライン版や、在宅勤務の従業員の連絡や生産性を維持するための会議用ソフトの需要が増えている。現在、同社製ソフトの多くはサブスクリプション(定額制)で販売されており、一般的に顧客は景気が鈍化したとしても支払いを続ける。
マイクロソフトは2月、中国での新型コロナ感染拡大の影響でパソコン用基本ソフト(OS)「ウィンドウズ」とハードウエアが打撃を受けると指摘していたが、結局この部門は在宅勤務に向けて世界中で購入され恩恵を受けた。外出できない人たちが娯楽を求める中で、同社のゲームサービスも利用が好調だった。
クラウドの分野では、クラウドサービス「Azure(アジュール)」や「オフィス365」が電話会議用アプリ「Teams」を含め、在宅勤務の導入による好影響を受けた。アジュールの1-3月期の売上高は59%増え、商業用クラウドの売上高は39%増の133億ドルに達した。ウィンドウズやゲーム機「Xbox」などを含む部門の売上高は3%増の110億ドル。
発表を受け、同社の株価は時間外取引で一時5%余り上昇した。この日は177.43ドルで通常取引を終了していた。
原題:Microsoft Sales Rise as Remote Working Buoys Cloud Services (1)(抜粋)
(3段落目以降に背景などを追加して更新します)
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2020-04-29 21:17:00Z
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