米アルファベットが28日発表した1-3月(第1四半期)の決算は、予想を上回る増収となった。新型コロナウイルスの大流行が顧客企業に打撃を与える前、子会社グーグルでの広告需要が比較的高く推移していたことを示した。
トラフィック獲得コスト(TAC)を除いたベースの売上高は、前年同期比14%増の337億1000万ドル(約3兆6000億円)。ブルームバーグが集計したアナリスト予想の平均は326億ドルだった。
同社は業績予想を示さなかった。ただルース・ポラット最高財務責任者(CFO)は、3月は厳しかったとの認識を発表資料で示した。「四半期最初の2カ月は好調だったが、3月に入り広告収入が大きく鈍化した」とし、「長期的なビジネス機会への投資を継続すると同時に、ビジネス実行の効率性アップにいっそう重点を置いている」と説明した。
アルファベットの株価は時間外取引で一時、5%余り上昇した。28日終値は前日比3%安の1232.59ドル。
アルファベットはクラウドサービスや消費者向けハードウエアなどに事業を多角化しているが、広告収入は今も売上高の大部分を占める。エクスペディアなどの大口顧客はすでに、マーケティング費用を削っている。世界的な広告大手のインターパブリック・グループは先週、第2四半期は「極めて厳しくなる」との見方を示した。グーグルの広告収入は、かなりの部分を中小企業から得ており、これら企業はリセッション(景気後退)の深刻化で事業閉鎖に追い込まれる恐れがある。
原題:Alphabet Reports Strong First-Quarter Revenue, March Ad Slowdown(抜粋)
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2020-04-28 21:42:00Z
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