Jumat, 25 September 2020

菅新総理の携帯値下げ要請に対する、KDDI高橋社長のコメント全文 - Engadget日本版

既報の通り、携帯サービスのauを運営するKDDIの高橋誠社長は、菅義偉新総理大臣が看板政策の1つとして掲げている”携帯料金の値下げ”について『要請を真摯に受け止め対応を検討していきたい』と述べました。

高橋誠社長のコメントは下記の通りです。

KDDI高橋誠社長

『総理大臣や総務大臣による携帯値下げの要請は、真摯に受け止める必要があると思っています。対応方針についても検討していきます』

『当社はこれまでも、お客様のニーズや政府の要請もあって、値ごろな料金を提供しなければならないと頑張ってきたつもりです。auでは2017年7月にピタットプラン・フラットプランといった、端末価格と通信料金を分離せよという政府の要請に応じた分離プランをいち早く提供してきました。一方で、5G時代に向けてデータ容量が無制限の使い放題プランも出しましたし、業界初のNetflixプランや、10月にはUQがMNO事業(サブブランド)として加わるので、低料金で使いやすいプランを提供していきます』

『今後もauブランドは多様なサービスをデータ容量を気にせず無制限で使いたいお客様に提案していきますし、UQではシンプルかつお手頃価格にこだわった方に提案していきます。これに加えて、傘下のJ:COMやビッグローブといったMVNOのマルチブランドをしっかり提供していき、お客様の用途にあわせた料金プランを展開するのが重要だと思っています』

「公共の電波を使っている立場は理解している」

『5Gの展開も精一杯一生懸命やっていきます。ただ、諸外国のスピードは非常に早く、放っておくと日本は1周も2周も遅れてしまう状況です。政府が提言しているSociety 5.0の基盤も5Gですので、こちらもスピード感をもってエリア展開していくのが我々の使命だと思っていますから、積極的に展開していきます』

『我々は公共の電波を使わせていただいている立場は当然理解していますし、昨今頻発している自然災害についてもいち早く復旧させなければなりません。また、コロナを含め社会環境が急激に変化するなかで、公共の電波を使わせていただいている使命をしっかりと果たしていきたいと思っています』

『いずれにしても、国際的に比較しても遜色のない料金を求められていることは重々承知しておりますので、政府や総務省の要請を真摯に受け止めて、ただ企業としても持続的に成長しなければなりませんので、通信やそれ以外の事業を含めて持続的に成長することを前提に、マルチブランドでしっかり対応していきたいし、さらなる低廉化に取り組んでいきたいと思っています』


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2020-09-25 11:36:18Z
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