10日午前の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、前週末比85円69銭(0.31%)高の2万7905円73銭で終えた。好決算銘柄に買いが入ったほか、相対的に出遅れ感が強い業種に買いが集まった。外国為替市場で円安・ドル高が進んだことも自動車など輸出関連銘柄の一部に追い風となった。
主要企業の決算発表が相次ぐなか、好決算を発表した主要銘柄に買いが入った。「米国の雇用情勢の改善が続いていることを手掛かりに、欧米に比べ相対的に出遅れ感が強かった日本株に見直し買いが入りやすかった」(ピクテ投信投資顧問の松元浩グローバル資産運用部長)との指摘があった。
日経平均は200日移動平均(2万7927円、6日時点)を上回ると上昇に弾みが付き、上げ幅は300円以上に拡大し、2万8100円を超える場面があった。ただ、買いが一巡した後は主力銘柄に戻り待ちや利益確定の売りが出た。
国内では新型コロナウイルスの感染再拡大で、新規感染者数が連日で1万人を超えている。東京五輪が8日に閉幕したことを受け、市場では「衆院の解散・総選挙をにらみ、政府の経済対策に市場の関心が移りそうだ」(国内運用会社ストラテジスト)との見方があった。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はともに続伸した。
前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆3484億円、売買高は5億5745万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1524と、全体の約7割を占めた。値下がりは547、変わらずは111だった。
三井金やDOWAは大幅高。第一三共や塩野義といった医薬株も買われた。トヨタやJR東海も高かった。一方、住友鉱は5%安。荏原やコマツ、ソニーGも下落した。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
https://news.google.com/__i/rss/rd/articles/CBMiPGh0dHBzOi8vd3d3Lm5pa2tlaS5jb20vYXJ0aWNsZS9ER1haQVNTMElTUzEzX1ExQTgxMEMyMDAwMDAwL9IBAA?oc=5
2021-08-10 02:51:01Z
52783528044585
Tidak ada komentar:
Posting Komentar