【NQNニューヨーク=横内理恵】17日のニューヨーク外国為替市場で円相場は5営業日ぶりに反落し、前日比35銭円安・ドル高の1ドル=109円55~65銭で取引を終えた。米小売売上高の減少や世界的な株安を受けて投資家がリスク回避に動き、流動性が高いドルを主要通貨に対して買う動きが優勢だった。
朝方発表の7月の米小売売上高が前月比1.1%減と市場予想(0.3%減)を大幅に下回った。新型コロナウイルスのインド型(デルタ型)の感染拡大が8月以降の個人消費をさらに押し下げる可能性もあり、景気回復の鈍化が意識された。
中国の景気減速懸念やアフガニスタンの地政学リスクへの警戒感もくすぶっている。17日の米株市場ではダウ工業株30種平均の下げ幅が500ドルを超える場面があり、アジア株と欧州株も総じて下げた。投資家が運用リスクを取りにくくなり、幅広い通貨に対してドルを買い戻す流れが強まった。もっとも、円もリスク回避時には買われやすいため、円の下値は堅かった。
この日の円の安値は109円65銭、高値は109円19銭だった。
円は対ユーロで4日続伸し、前日比35銭円高・ユーロ安の1ユーロ=128円25~35銭で取引を終えた。米株安などを受け、対ユーロでは低リスク通貨とされる円の買いが優勢だった。円は一時、128円27銭と3月以来の高値を付けた。
ユーロは対ドルで続落し、前日比0.0065ドル安い1ユーロ=1.1705~15ドルで終えた。市場予想を下回る米経済指標や世界的な株安を受け、リスク選好局面で買われやすいユーロを売ってドルを買う取引が活発だった。
ユーロの安値は1.1707ドル、高値は1.1769ドルだった。
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2021-08-17 21:32:16Z
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