12日早朝の東京外国為替市場で円相場は上昇している。8時30分時点は1ドル=131円89~90銭と前日17時時点と比べて52銭の円高・ドル安だった。朝方に一部報道で「日銀が17~18日の金融政策決定会合で、大規模な金融緩和策に伴う副作用を点検する」と伝わったのをきっかけに日銀の政策修正への思惑が強まり、円買いを誘った。8時30分すぎには一時131円78銭近辺まで買われた。
市場では「日銀が次回の政策決定会合でさらなる政策修正に動くとの観測が強まった」(国内銀行の為替担当者)との声が聞かれた。今後の日米の金利差縮小を見込んだ円買い・ドル売りが勢いづいた。
米ボストン連銀のコリンズ総裁が11日に米紙のインタビューで、1月31日~2月1日の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ幅について、0.25%か0.5%のいずれかだとしながらも、自身の判断は「0.25%の方向に傾いている」と述べたと伝わった。米利上げが長期化するとの観測が後退し、前日の米長期金利が低下したことも円相場を支えた。
円は対ユーロで上昇している。8時30分時点は1ユーロ=141円94~97銭と、前日17時時点と比べて35銭の円高・ユーロ安だった。
ユーロの対ドル相場は上昇している。8時30分時点は1ユーロ=1.0762~63ドルと同0.0016ドルのユーロ高・ドル安だった。前日には一時1.0776ドルと約7カ月ぶりのユーロ高・ドル安水準をつけた。冬のエネルギー不足の回避や中国経済の正常化で欧州景気が想定ほど落ち込まないとの見方がユーロ買いにつながった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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2023-01-11 23:51:36Z
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