2日の米株式相場は反発。エネルギー株の上昇に支えられた。サウジアラビアとロシアが減産に動くとのトランプ米大統領のツイートを受け、原油相場が急伸した。米国債は下落。ドルは値上がりした。
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S&P500種株価指数は3営業日ぶりに上昇。シェブロンとエクソンモービルの上げが目立った。一方で、一般消費財株は小幅な伸びにとどまった。米新規失業保険申請件数が665万件と先週から倍増したことが背景。
S&P500種は前日比2.3%高の2526.90。ダウ工業株30種平均は469.93ドル(2.2%)高の21413.44ドル。ナスダック総合指数は1.7%上昇。ニューヨーク時間午後4時59分現在、米10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の0.60%。
企業が配当削減に動き、新型コロナ流行を抑制するため厳格な外出制限措置を講じる州が増える中、株式相場に本格的な推進力は戻っていない。米新規失業保険申請件数は過去最多となり、新型コロナの経済的打撃を巡る懸念を裏付けた。一方、原油価格の持ち直しは需要減の直撃を受けたセクターの支えになり、経済への打撃軽減につながる可能性もある。
ソーンバーグ・インベストメント・マネジメントの共同投資責任者兼ポートフォリオマネジャ ー、ジェフリー・クリンジェルホファー氏は「人々が再び外出できるようになり、社会と関わらない限り、いくら刺激策を講じても需要喚起にはならないのが現実だ」と指摘。「今後もしばらくはボラティリティーの高い局面が続くと考える」と述べた。
ドルは上昇。週間の米失業保険申請件数が過去最多を更新したことなどが材料となった。主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.4%高。ドルは対円で0.7%高の1ドル=107円91銭。円は対ドルで7営業日ぶりの下落。ドルは対ユーロでは1%高の1ユーロ=1.0858ドル。
ニューヨーク原油先物相場は急反発。サウジアラビアとロシアが約1000万バレルの減産に動く見通しだとのトランプ米大統領のツイートに反応した。ただ減産の規模や、実際に減産が行われるかどうか自体への懐疑論もすぐに浮上した。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物5月限は5.01ドル(25%)高の1バレル=25.32ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント6月限は5.20ドル高の29.94ドル。
ニューヨーク金先物相場は大幅反発。米新規失業保険申請件数が2週連続で急増し、過去最多となったことで逃避需要が高まった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限は2.9%高の1オンス=1637.70ドルで終了。
原題:U.S. Stocks Rally Along With Oil; Treasuries Fall: Markets Wrap(抜粋)
Dollar Gains as Jobless Claims Surge, Stocks Fade: Inside G-10(抜粋)
Oil Soars on Trump’s Contentious Saudi-Russia Output Cuts Claim(抜粋)
PRECIOUS: Gold ETFs Swell as Investors Look to Hedge Risks(抜粋)
(相場を更新し、第4-5段落を追加します)
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2020-04-02 20:48:00Z
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