Kamis, 23 April 2020

日本株反落へ、新型肺炎治療薬の期待後退や半導体業績懸念-輸出安い - ブルームバーグ

24日の東京株式相場は小幅反落の見込み。新型コロナウイルスの治療薬への期待後退や半導体業界の業績不透明感から電機など輸出関連、化学など素材株が安くなりそう。半面、ニッケルなど金属市況の上昇から非鉄金属株は高くなる公算。

〈きょうのポイント〉

  • 23日の米国株は高安まちまち、S&P500種株価指数は0.1%安
  • 米ギリアドの抗ウイルス治験薬レムデシビル、コロナ治験で有効性示さずと報道
  • 米インテル、20年通期売上高見通しを撤回-「重大な経済的不確実性」で
  • 3月の米新築住宅販売、13年7月以来最大の減少-コロナで需要後退
  • 英ロンドン金属取引所(LME)のニッケルなど金属市況上昇
  • 日銀、無制限の国債購入とCP・社債購入倍増を議論へ-報道

  みずほ証券の倉持靖彦投資情報部長は「新型コロナウイルス感染後の経済再開を見極める上で、株式市場が一番望んでいるのはワクチンと治療薬の開発。ギリアドの治療薬は期待が高まっていただけに、治験結果報道は投資マインドに影響を与える」と述べた。半面、「日本銀行の追加緩和期待は新型コロナ感染一服後の景気回復をサポートする。株価の下支えになりそう」とも話していた。

  • 米シカゴ先物市場(CME)の日経平均先物(円建て)の23日清算値は1万9355円と、大阪取引所の通常取引終値(1万9440円)に比べて85円安
  • けさのドル・円相場は1ドル=107円60銭近辺で推移、前日の日本株終値時点は107円78銭
  • 前日の海外市況はこちらをご覧ください

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2020-04-23 23:03:00Z
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