Rabu, 15 April 2020

原油先物は急反発、米原油在庫増で生産調整の思惑 - ロイター (Reuters Japan)

 4月16日、アジア時間の原油先物相場は急反発。新型コロナウイルス感染拡大に伴い需要が落ち込む中、米原油在庫の大幅積み増しを受けて、生産者は大幅減産をせざるを得なくなるとの見方が背景にある。写真はテキサスで昨年11月撮影(2020年 ロイター/Angus Mordant)

[東京 16日 ロイター] - アジア時間の原油先物相場は急反発。新型コロナウイルス感染拡大に伴い需要が落ち込む中、米原油在庫の大幅積み増しを受けて、生産者は大幅減産をせざるを得なくなるとの見方が背景にある。

0102GMT(日本時間午前10時02分)時点で、北海ブレント原油先物LCOc1は0.69ドル(2.5%)高の1バレル=28.38ドル。

米WTI先物CLc1は0.56ドル(2.8%)高の同20.43ドル。

オーバーナイトでは、15日発表の週間統計で米原油在庫が1900万バレル増と、週間の増加としては過去最大となったことが嫌気され、WTIは2002年2月以来の安値を記録、北海ブレントも6%超下落した。

また、国際エネルギー機関(IEA)が15日公表した月例報告によると、新型コロナウイルス感染症の世界大流行の影響で、4月の石油需要が25年ぶりの低水準に落ち込む見通し。

アクシコープのチーフマーケットストラテジスト、スティーブン・イネス氏は「直感と相いれない考えだが、大幅な在庫積み増しが原油相場の下支え要因となった。在庫増加は近く油井閉鎖が相次ぐことの前兆であり、それは米国の原油供給の減少を意味するからだ」と分析した。

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2020-04-16 03:42:39Z
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