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22日の米株式相場は反発。取引序盤は景気回復の鈍さを示唆する米金融当局者の発言を受けて下げる場面もあったが、このところ値下がりしていた銘柄を中心に押し目買いが入った。ドルは上昇、米国債は小動き。
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S&P500種株価指数は業種別指数の大半が上昇。中でも小売りやテクノロジー関連銘柄が上げをけん引した。ナスダック100指数は続伸。一方、銀行株の下げがダウ工業株30種平均の上値を抑えた。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が米経済の回復には長い道のりを要するとの見解を示し、早い時間の相場を圧迫。シカゴ連銀のエバンス総裁は、インフレ率が「平均2%になり始める前に利上げを開始することはあり得る」と述べた。
ナイキは通常取引後の時間外取引で急伸。6-8月(第1四半期)に黒字転換し、売上高が予想を大きく上回ったことが好感された。
S&P500種は前日比1.1%高の3315.57。ダウ平均は140.48ドル(0.5%)高の27288.18ドル。ナスダック総合指数は1.7%上昇。ニューヨーク時間午後4時59分現在、米10年債利回りが0.67%でほぼ変わらず。
UBSグループのマーク・ヘーフェル氏は、「われわれは中期的には株式相場の上昇を見込んでいる。ワクチン開発成功の公算が大きいほか、米選挙を巡る不透明感の解消、米国の追加財政刺激策の成立、世界的な金融緩和政策の継続が見込めるためだ」と指摘。「ただ、『より正常な』状態に至るまでは波乱含みになるだろう」と述べ、「ボラティリティーの高い状態は今年いっぱい続くと予想している」と付け加えた。
外国為替市場ではドルが主要通貨の大半に対し上昇。主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は約1カ月ぶりの高水準となった。米金融当局者の見解が材料視された。
ドル指数は0.5%上昇。ドルは対円で0.3%高の1ドル=104円93銭。ユーロは対ドルで0.5%安の1ユーロ=1.1708ドル。
ニューヨーク原油先物相場は反発。株式相場につれ高となったが、新型コロナの感染拡大と新たなロックダウン(都市封鎖)措置の影響で一段の上昇は限定的とみられている。前日はほぼ2週間ぶりの大幅安だった。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物10月限は、前日比29セント(0.7%)高い1バレル=39.60ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント11月限は28セント上昇の41.72ドル。
金相場は続落。米景気対策の合意成立は遠のいたとの見方が広がったところに、新型コロナの感染拡大も加わり、投資資金はドルに逃避した。金スポット価格はニューヨーク時間午後2時過ぎの時点で、前日比0.5%安い1オンス=1903.40ドル。この水準で引ければ、7月24日以来の安値となる。
ニューヨーク金先物相場は続落。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は前日比3ドル(0.2%)安い1オンス=1907.60ドル。中心限月としては2カ月ぶりの安値で引けた。
原題:Stocks Climb as Dip Buyers Emerge After Selloff: Markets Wrap(抜粋)
Dollar Touches 1-Month High Amid Economic Concerns: Inside G-10(抜粋)
Oil Rebounds on Stronger Stocks as Virus Casts Cloud Over Demand(抜粋)
Gold Heads for Two-Month Low With Dollar Gains Sapping Demand(抜粋)
(第5段落以降に市場関係者のコメントなどを追加。相場を更新します)
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2020-09-22 21:09:00Z
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