米Googleは8月17日(現地時間)、5Gに対応した自社開発の新型スマートフォン「Pixel 5a(5G)」を発表した。日本では18日に直販サイトで予約受付を開始し、26日に直販サイトとソフトバンクで発売する。パンデミックによるサプライチェーン問題などにより、発売するのは米国と日本のみ。日本での販売価格は5万1700円だ。
Pixelのaシリーズは、Googleの高度な技術を手頃な価格で紹介するための製品群。Pixel 5a(5G)は昨年10月発表の「Pixel 4a(5G)」の後継モデルという位置付けだ。ディスプレイサイズやバッテリー容量が上がり、筐体もポリカーボネイトからアルミニウムになって防塵防水機能が追加されたにもかかわらず、価格は先代より8800円安い。ちなみに、「Pixel 4a」というモデルがあったが、「Pixel 5a」はなく、Pixel 5a(5G)のみ。
aシリーズは、1つ前の世代のPixelシリーズの機能を搭載してきた。Pixel 3の後にPixel 3aが、Pixel 4の後にPixel 4aが出ており、昨年10月発表のPixel 5の機能を安価に体験できるモデルとしてPixel 5a(5G)が出る。プロセッサとカメラ構成はPixel 5と同じで、しかもPixel 5にはないヘッドフォンジャックを備える。それでPixel 5より2万3100円安い。Pixel 5よりスペック的に低いのは、搭載メモリが2GB少ない6GBであること、無線充電に対応していないこと、本体カラーが黒1色であることくらいだ。
ディスプレイもPixelシリーズでは過去最大の6.34インチ。なお、今秋発売予定のハイエンド「Pixel 6/6 Pro」はさらに大きくなる見込みだ。
搭載OSは現在最新の「Android 11」で、PixelシリーズのAndroid端末の特権として、今秋リリース予定の「Android 12」にすぐにアップデートできる。
ソフトウェアでできることはPixel 5とほぼ同じ。同じカメラ構成なので、Googleが打ち出す「コンピュテーショナルフォトグラフィーもPixel 5と同レベルで、歪みをAIが補正するウルトラワイドや天体写真も撮影できる夜景モード、被写体に当てる光をデジタルで変えられるポートレイトライト、シネマティック撮影などが使える。
また、これはPixel 4以降のシリーズ全体の機能だが、プリインストールされている「緊急情報サービス」アプリの「自動車事故検出」と「安全確認」が8月中旬から日本でも使えるようになる(ロールアウトする)。
なお、カメラ構成は同じだが、背面カメラモジュールからPixel 5にはある撮影を支援する2つの“穴”が省かれている。動画撮影用のマイクと、スペクトル+フリッカーセンサーだ。スペクトルセンサーは外光の色温度などを、フリッカーセンサーは照明のちらつきを防ぐセンサー。従って、撮影できる写真や動画のレベルがPixel 5と全く同じとは言えないだろう。
主なスペックをPixel 4a(5G)、Pixel 5、Pixel 5a(5G)で比較してみた。
Pixel 5a(5G)の本体カラーは黒のみだが、別売のプラスチックケースが4色用意されている。
また、無線イヤフォン「Pixel Buds A-Series」を日本でも提供することも発表された。6月に米国で99ドルで発売されたこの廉価版イヤフォンの日本での販売価格は1万1900円。こちらも18日予約開始、26日発売だ。Pixel Budsとの機能差などについては関連記事を参照されたい。
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2021-08-17 16:05:00Z
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