【NQNニューヨーク=古江敦子】9日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場が続落した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の9月物は前週末比1.80ドル(2.6%)安の1バレル66.48ドルで終えた。中国などアジアを中心に新型コロナウイルスの感染拡大が続き、エネルギー需要を抑えるとみた売りが優勢だった。
早朝の時間外取引で一時65.15ドルと、期近物として5月下旬以来の安値を付けた。
中国では新型コロナのインド型(デルタ型)の新規感染者数が増加傾向にあり、同国当局は省をまたぐ移動の自粛を呼びかけている。東南アジアの一部諸国でもデルタ型がまん延し、世界的な経済再開の遅れでエネルギー需要が伸び悩むと懸念された。
中国税関総署が7日発表した7月の貿易統計で、輸出の伸びが前月から大きく減速した。原油輸入は数量ベースで大幅に減った。中国景気の回復鈍化が示されたのも相場の重荷だった。
金先物相場は3日続落した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で、取引の中心である12月物は前週末比36.6ドル(2.1%)安の1トロイオンス1726.5ドルで終えた。8日夜の時間外取引で一時は1670ドル台と、中心限月として3月以来の安値を付けた。6日発表の7月の米雇用統計が市場予想を上回り、米国での早期の金融引き締め観測が浮上。金市場への資金流入が細るとみる売りが続いた。
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2021-08-09 20:01:16Z
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