5日の東京株式市場で日経平均株価は続落し、節目の2万8000円を割り込みそうだ。米長期金利が上昇する場面で主力ハイテク株に売りが広がった4日の米株式市場の流れを引き継ぐだろう。米原油先物相場が7年ぶり高値に上昇したことも企業の生産コスト高を連想させ、投資家心理を冷やす要因となる。
日本時間5日早朝の大阪取引所の夜間取引で日経平均先物は下落した。12月物は前日の清算値と比べ350円安い2万7880円で終えた。この水準にさや寄せする形で日経平均は安く始まりそうだ。日経平均が2万8000円を下回れば、取引時間中としては8月31日以来となる。
4日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反落し、前週末比323ドル(0.9%)安の3万4002ドルだった。ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数の下げがきつく、2.1%安となった。米長期金利が上昇する場面で売られやすい高PER(株価収益率)の主力ハイテク株が下げを主導した。アップルやマイクロソフトが下げた。
4日の米先物市場では原油先物の指標油種であるWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の期近物が一時1バレル78ドル台前半と約7年ぶりの高値を付けた。石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟の主要産油国からなるOPECプラスが協調減産の従来方針を維持することを確認。減産幅の縮小観測が後退し、原油先物の上昇圧力が高まった。原油高はエネルギー輸入国である日本の企業収益の圧迫要因となる可能性もあり、気がかりだ。
個別の材料が出ているのは、ファーストリテイリング。4日発表のカジュアル衣料品店「ユニクロ」の9月の国内既存店(Eコマースを含む)の売上高は前年同月比で19.1%減だった。キユーピーは2020年12月~21年8月期の連結純利益が前年同期比32%増えたと発表している。
きょうは中国(上海、深セン)市場が休場となる。米国では9月の米サプライマネジメント協会(ISM)非製造業景況感指数が発表となるほか、米マイクロソフト「Windows11」が発売される。日本時間夜にはノーベル物理学賞が発表となる。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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2021-10-04 23:10:49Z
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