16日の東京株式市場で日経平均株価は5営業日ぶりに反発し、前日比105円04銭(0・40%)高の2万6431円20銭とこの日の安値で終えた。米連邦準備理事会(FRB)がインフレ抑制に強い姿勢を示し、米金融政策を巡る不透明感が和らいだことから、前日の米株式相場が上昇した。この流れを受け、東京市場でも幅広い銘柄に買いが入った。日経平均の上げ幅は600円を超える場面があったが、主力銘柄には戻り待ちの売りも出て午後に上げ幅を縮めた。
FRBは15日まで開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で0・75%の利上げを決めた。パウエル議長が記者会見で、利上げの方向性やインフレ抑制の姿勢を改めて示したことで、米金融政策を巡る過度な警戒が後退し、15日の米株式相場が上昇した。東京市場でも買いが優勢となった。
日経平均は前日までの4営業日で1900円あまり下げた後で、値ごろ感が出たとみられた主力銘柄に買いが入った。FOMC後に米長期金利の上昇が一服し、日本株の買い安心感につながった。
買い一巡後は上げ幅を縮めた。FRBの積極的な利上げ方針もあって米長期金利には先高観が根強い。米株価指数先物が日本時間16日午後に上げ幅を縮め下落に転じたことはグロース(成長)株を中心に重荷として意識された。日銀の金融政策決定会合の結果発表を17日に控え、持ち高調整につながった面もある。
東証株価指数(TOPIX)は6営業日ぶりに反発した。終値は前日比11・88ポイント(0・64%)高の1867・81だった。
東証プライムの売買代金は概算で2兆6416億円。売買高は11億3069万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1216と、全体の66%を占めた。値下がりは561、変わらずは61だった。
ファストリやトヨタ、ソニーGが上昇。東レやニコンが買われ、三菱重やアサヒも高かった。一方、日産化やアドテスト、リクルートが下落。商船三井や東電HD、IHIも売られた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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2022-06-16 06:34:41Z
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