【NQNニューヨーク=松本清一郎】3日の米ダウ工業株30種平均は反落して始まり、午前9時35分時点は前日比213ドル08セント安の3万3035ドル20セントで推移している。朝方発表の5月の米雇用統計で雇用者数の増加幅が市場予想を上回った。米連邦準備理事会(FRB)の積極的な金融引き締めの方針は変わらないとの見方が広がり、警戒した売りが優勢になった。
雇用統計で景気動向を映す非農業部門雇用者数は前月比39万人増えた。4月の43万6000人増からは減速したが、市場予想(32万8000人増)を上回った。市場が注目する平均時給上昇率は前年同月比5.2%と市場予想と同じだった。全体としてFRBが金融引き締めを一段と加速するほど強くはないものの、利上げペースを緩めるような内容ではないと受け止められた。
前日の米債券市場では雇用統計を控えて様子見が広がっていたため、3日は幅広い年限の債券利回りが上昇。長期金利の指標となる10年債利回りは一時、2.98%(前日終値は2.91%)を付けた。長期金利の上昇も相対的な割高感を意識した株売りを誘った。
長期金利が上昇すると売られやすいハイテク株の下げが目立ち、スマートフォンのアップルが安い。利上げが消費を冷やすとの見方から消費関連株も売られ、クレジットカードのビザが下げている。金融株も売りが先行した。
ハイテク株が多いナスダック総合株価指数も反落して始まった。
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2022-06-03 13:48:38Z
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