Kamis, 31 Agustus 2023

テスラ「モデル3」が初の大型刷新、デザイン変更でテコ入れへ - WIRED.jp

テスラが電気自動車(EV)の主力製品「モデル3」のデザインを刷新した新モデルを9月1日に公開した。すでに公式サイトは新モデルに置き換わっている。新型モデル3は「プロジェクト・ハイランド」のコードネームで呼ばれてきたもので、これまでもリーク画像が出回っていた。

外観の大きな違いはヘッドライトの形状が薄型化されたことや、リアのランプが「コ」の字型になったことなど。オプションで選べるボディカラーは、グレー系が「ステルスグレー」に、赤系が「ウルトラレッド」に変更になっており、「光源や見る角度によって変化する」という。

車体のサイズは大きくは変わらないが、全長が25mm長い4,720mmになったほか、全幅(ドアミラー展開時)が1mm大きい2,089mmになった(ミラー格納時は1,933mmで同じだが、ミラーを含まない全幅1,850mmが変更されたかは現時点では不明)。

ヘッドライトが薄型化され、バンパーの形状はシンプルになったことがわかる。

ヘッドライトが薄型化され、バンパーの形状はシンプルになったことがわかる。

Photograph: Tesla
リアランプがコの字型になったほか、最近のトレンドにのっとってエンブレムの代わりにブランド名がアルファベット表記されている。

リアランプがコの字型になったほか、最近のトレンドにのっとってエンブレムの代わりにブランド名がアルファベット表記されている。

Photograph: Tesla

インテリアで特筆すべきは、ウインカー操作やシフトチェンジのために用意されていたステアリング左右のコラムスイッチが廃止されたことだろう。写真からは、ウインカーやワイパーなどの操作がステアリング上のスイッチに移行した様子が見てとれる。なお、ステアリングの形状は従来と同じく丸い形状で、新型「モデルS」や「モデルX」のような操縦かんタイプ(ヨークステアリング)ではない。

また、インテリアの素材は「より柔らかく、より洗練された素材」に変更された。インテリアの色は「ブラック」と「ブラック/ホワイト」の2タイプで、室内を囲むようにアンビエントライトも用意されている。

インテリアの全体の印象は変わらないが、ステアリング(ハンドル)のコラムスイッチが廃止された。

インテリアの全体の印象は変わらないが、ステアリング(ハンドル)のコラムスイッチが廃止された。

Photograph: Tesla

後部座席に8インチのタッチ式ディスプレイが装備されたことや、フロントシートがベンチレーテッドタイプになったことも、大きな変更点となる。360度のアコースティックガラスが採用されたことで、静粛性も従来モデルより高くなっているようだ。

日本での価格は後輪駆動モデルの「RWD」が561万3,000円から、全輪駆動でバッテリー容量が大きい「ロングレンジ」は651万9,000円から。現時点での納車予定は23年12月から24年3月となっている。EVの分野で大手自動車メーカーや中国メーカーが攻勢をかけるなか、テスラは発表から7年が経ったモデル3を刷新することでテコ入れを図ったかたちだ。

※『WIRED』によるテスラの関連記事はこちら電気自動車(EV)の関連記事はこちら


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