【目標達成の御礼につきまして】
(8/7 20:45追記)
本日8月7日にスタートした国立科学博物館のクラウドファンディングは、公開後9時間で、当初目標である1億円に到達することができました。
文字通り、かはくにとっては「史上最大の挑戦」となった今回のクラウドファンディング。公開前はぎりぎりまで諸調整がつづき、館内も緊張に満ちていました。公開直後からまさかこんなに反響をいただけるとは想像だにしておらず、率直に驚きつつも感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございます。
ご支援はもちろんながら、応援コメントなどで、かはくへ叱咤激励を送ってくださる方、かはくの存在意義を熱く語ってくださる方、かはくでの思い出を綴ってくださる方……などなど、お金に換えられない声援も多数頂戴し、研究員・職員一同感激しています。
改めてかはくの持つコレクションの価値を再確認するとともに、この「地球の宝」を守るために、全力で取り組まなければと気持ちを新たにしています。
今回、私たちがクラウドファンディングという手法をとっているのは、資金的な困難を乗り越えることはもちろんながら、このプロジェクトを通して、かはくを応援してくださる「仲間を増やす」ことをも大きな目的としています。プロジェクトを通して、かはくの取り組みや研究員について深く知っていただいたり、かはくを訪れようと思っていただいたり。そんな応援の輪が広がるきっかけになればという願いがあります。
プロジェクトは始まったばかりです。
1億円という当初目標は達成しましたが、まだまだかはくの仲間を増やすため、残りの期間も、研究員による動画配信や記事発信などかはくのリアルをお見せする機会をたくさん設けていく予定です。
かはくを応援してくださる方を増やしていくことが、これからのかはくの運営・活動の大きな支えになると信じています。
引き続き、このプロジェクトを一緒に駆け抜けていただければ幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
国立科学博物館
※現在、在庫切れになっているリターンコースが多数ございます。今後、追加の可否について検討し、追加が可能なコースについては追って在庫を反映する予定です。
※【寄付控除あり】のコースは、税制優遇の対象となります。リターン品は不要という方はぜひこちらのコースをお選びください。
篠田謙一館長・真鍋真副館長が考える、膨大なコレクションの価値とは?10分間に、伝えたい思いを詰め込みました。
かはくの使命を未来に繋ぐため、
いまご支援が必要です。
国立科学博物館(以下、かはく)は、日本で最も歴史ある総合科学博物館として、約150年に渡り、自然史・科学技術史に関する幅広い分野の標本・資料をこれまで500万点収集し、展示・学習支援活動を通じて皆さまに科学の面白さをお伝えして参りました。
当館のミッションは大きく三つ、「調査研究」「展示・学習支援」そして「標本・資料の収集・保管」です。
しかし、その根幹である「標本・資料の収集・保管」が、昨今のコロナ禍や光熱費、原材料費の高騰によって、資金的に大きな危機に晒されています。
これからも安定的に標本・資料を収集し、多様なコレクションを適切に保管しつづける体制を維持するため、そして、将来の「調査研究」、「展示・学習支援」活動に影響が出ることを防ぐため、いま、ご支援が必要です。そこでこのたび、当館史上最高額となる「目標金額1億円」のクラウドファンディングに挑戦することを決めました。
合言葉は、「」。
地球から与えられた宝物を、地球が存在し続ける限り、守り抜く。
そんなかはくの使命を全うしていくため、ご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
かはくはこれまで3度、クラウドファンディング(以下、CF)に挑戦してきました。
ご支援をいただいた皆様、本当にありがとうございました。
ただ、今までのCFはいずれも、「航海実験を成功させたい」「YS-11の組み立て資料を公開したい」といった独立したプロジェクトにかかるご支援をいただくものでした。
今回は今までのプロジェクトとは趣旨が異なり、かはくが抱える膨大なコレクションをこれからも維持し、さらに充実させていくための費用集め——いわば、かはくの担う機能の根幹にかかる費用についてご支援をいただきたいというプロジェクトです。
そのため、目標額も1億円という、過去最大規模の挑戦を掲げています。
※本プロジェクトは、期日までに集まった支援金額に関わらず当初予定していた規模のプロジェクトを実施します(目標未達の場合もかはくの運営規模がすぐに縮小することはありません)。
|そもそも、「国立科学博物館(かはく)」とは?
かはくは、[地球や生命の歴史と現在、科学技術の歴史]を研究するため、分野をまたいで幅広く標本・資料の収集を行う、国立としては日本で唯一の総合科学博物館です。対象分野は、動物、植物、菌類、鉱物、化石、人骨、科学・技術史資料など。60名を超える各分野の研究者が、日夜研究に励んでいます。
現在、かはくの登録標本・資料数は500万点以上にのぼり、さらにその数は毎年数万点ずつ増えています。実は、上野にある博物館の館内に展示しているのはそのわずか1%未満にすぎず、多くは茨城県つくば市にある収蔵庫に保管されています。
毎年数万点増え続け、2022年度についに500万点を超えました。500万という数字は、日本国内では多いものですが、例えばアメリカのスミソニアン国立自然史博物館では約1億5,000万点の標本を所蔵するなど、海外の主要な自然史博物館と比べると桁が一つ、あるいは二つ少ないのが現状です。
|なぜたくさんの標本を集める必要がある?
標本は、そのものの「あるがまま」の姿が閉じ込められた資料です。
地球環境や社会情勢が大きく変化する現代社会において、過去の蓄積をもとに現在を理解し、自然と人類が共存する未来を見通すためには、その時代の環境や科学技術がそのままに映し取られた標本・資料の存在が不可欠です。
しかも、標本や資料は、タイムマシンのように過去に遡って集めることはできません。DNAの解析技術の進展などにより、従来は解析できなかった古い標本から新たな発見につながることもあるため、さまざまな時代にさまざまな地域で収集された標本・資料は、「手にすることができるうちに」保管しておくことが、現在の研究はもちろん、未来の研究にも必要不可欠な財産なのです。
だからこそ、かはくは自然史・科学技術史において国内随一の研究施設として、標本・資料の収集、保管に力を入れ、これを一層充実させるために日々活動を続けています。
増加した標本・資料を未来に残すため、つくば市に新たな収蔵庫も建設中。
もちろん、膨大な数の標本・資料を万全のコンディションで保つには、適切な収蔵保管環境を整える必要がありますが、広大な収蔵庫では、空調設備や標本整理など、維持・管理にも多くの資金を要します。そのため、受け入れを泣く泣く断っている寄贈の相談も数多く存在します。
ただでさえそんなギリギリの運営体制だったところに、襲い来たコロナ禍。入館料収入は2019年度は約7.5億円のところ、2020年度には約1.5億円まで落ち込み、大きな影響を受けました。
さらに、ここ最近の光熱費や物資の高騰が状況に追い打ちをかけています。
●物価高による保管容器や保存液(エタノール等)等の高騰
●建築資材や人件費などの高騰による収蔵庫建築費用の大幅な増加
●光熱費の高騰(もともと億単位の額を要していたものが、2023年は、2021年と比べて約2倍の費用がかかる見込み)
など複数の打撃が重なり、自助努力や国からの補助だけでは到底追い付かず、その皺寄せは当然かはく内の事業費・研究費削減等にも及んでいます。
結果として、標本・資料の収集や維持管理のための費用も削減、標本・資料の新規受け入れを断念せざるを得ないケースもいよいよ増えています。
そこでこのたび、今までにない資金使途でのクラウドファンディングに挑戦することを決めました。
標本・資料は、かはくの研究員の収集だけでなく、寄贈を受け入れることで増えることも多くあります。国内外の研究者や収集家により集められたものの、研究の終了などで維持ができなくなったコレクションや、自然災害等で被害を受けたことによる標本・資料の受け入れ要請なども近年増えています。かはくにはそんな「標本・資料のセーフティネット」としての役割もあるのです。
かはくのコレクションの多くは、東京の上野ではなく、茨城県つくば市にある筑波研究施設の収蔵庫に収められています。筑波研究施設に複数ある収蔵庫のうち、最も規模の大きな「自然史標本棟」と、収蔵庫から溢れてしまった標本や、修繕や保存加工を待っている登録前の資料を一時保管するための「一時保管庫」の様子をご紹介します。
|自然史標本棟
理工学を除く4研究部(動物・植物・地学・人類)の標本・資料が収蔵されている、最も大きい収蔵庫です。2011年に完成しました。7階建てで、部屋毎に分野を分けて保管されていますが、昨今の光熱費の高騰でその維持管理費は跳ね上がっています。
棟内部は、多くは上記のように整然と収納されていますが……、中にはこんなところも。
本来、標本・資料は、各部屋内の適切な環境で保管されるべきところですが、入りきらないものが廊下スペースに溢れていたり、箱やケースのままで置かれていたり。
|一時保管庫
寄贈を受けた資料や収集標本の整理を行うまでの一時置きをするスペースとして設置されたプレハブ造の建物ですが、移動先の収蔵スペースが枯渇しているため、そのまま保管し続けているものが多いのが現状です。
保管のため窓がない作りにはなっていますが、とはいえプレハブ造。
1億円という目標額は、かはくとしても今までとはケタがひとつ違う大きなチャレンジです。
一方で、クラウドファンディングは、資金的な援助をいただくだけでなく、その取り組みを応援してくださる新たな仲間と出会える機会になるということも、私たちは今までのプロジェクトで強く感じています。
今回は過去最大の挑戦だからこそ、このプロジェクトを通してより多くの方にかはくの取り組みやビジョン、ナショナルコレクションの多様性や研究者の熱量を知っていただく機会にしたい。そしてかはくを身近に感じてくださる方が一人でも増えたらと願っています。
また、今後も、寄付という形でかはくを応援いただける方と継続的に繋がっていく方法を模索したいと考えていますが、まずはこのプロジェクトの成功が、その大きな一歩となります。
私たちの活動や思いにご賛同いただけましたら、ご支援・応援をどうぞよろしくお願いいたします。
今回のクラウドファンディングでは、返礼として、40種類以上のリターンコースをご用意しました。
ご支援へのお礼をお伝えするとともに、かはくのコレクションの多様性や奥深さ、そこにかける研究員たちの熱意や偏愛ぶりまで味わっていただけるようなものにしたい! と、職員一同で200以上のアイデアの中から何度も議論をして絞り込んだものです。
かはくならでは。かはくにしかできない。かはくのコレクションがより身近に感じられるような、返礼品のラインナップそのものもお楽しみください!
▼各コースの詳細は随時「活動報告」でもご紹介します
※現在、在庫切れになっているリターンコースが多数ございます。今後、追加の可否について検討し、追加が可能なコースについては追って在庫を反映する予定です。
タイトル |
金額 | |
一押し! | ¥15,000 | |
オリジナル グッズ | ¥5,000 | |
¥20,000 | ||
標本アクリルスタンド | ¥7,500 | |
¥50,000 | ||
オリジナルラベル日本酒 | ¥10,000 | |
隕石アクセサリー | ¥50,000 | |
立体ペーパーウェイト(文鎮) | ¥50,000 | |
学生・子ども(家族)向け | 筑波実験植物園内で落葉やどんぐり採取を特別体験(中学生以下対象) | ¥10,000 |
採集した動物を博物館で<標本化&収蔵> | ¥20,000 | |
かはくスクールプログラム「骨ほねウォッチング」を体験 | ¥30,000 | |
実物系 グッズ | アクリル樹脂植物<標本> | ¥25,000 |
かはくの植物ラベル | ¥30,000 | |
研究者厳選!国立科学博物館推奨 昆虫標本作製セット(解説付き) | ¥100,000 | |
かはく所蔵標本の精巧<3Dレプリカ> | ¥100,000 | |
バックヤードツアー | 館長&副館長コース | ¥50,000 |
化石コース | ¥50,000 | |
鉱物コース | ¥50,000 | |
昆虫コース | ¥50,000 | |
哺乳類コース | ¥50,000 | |
植物・菌類コース | ¥50,000 | |
人類コース | ¥50,000 | |
理工コース | ¥50,000 | |
プレミアコース | ¥100,000 | |
体験 | 植物標本作製・整理 | ¥30,000 |
古代人に触れる | ¥30,000 | |
哺乳類剥製づくり | ¥30,000 | |
港区の自然教育園で植生管理 | ¥30,000 | |
乗り物体験<昔の電気自動車など> | ¥50,000 | |
乗り物体験<YS-11> | ¥500,000 | |
かはくファンコース | プレイバック特別展|特別展図録をプレゼント! | ¥30,000 |
常設展10年パス | ¥60,000 | |
法人向け | 研究員が特別トークショー(講演会)を開催 | ¥1,000,000 |
広告掲載 | ¥2,000,000 | |
展示室貸切|上野本館の企画展示室の貸し出し(1週間)※現在調整中 | ¥3,000,000 | |
寄付控除あり | 10,000円コース | ¥10,000 |
30,000円コース | ¥30,000 | |
50,000円コース | ¥50,000 | |
100,000円コース | ¥100,000 | |
500,000円コース | ¥500,000 | |
1,000,000円コース | ¥1,000,000 | |
3,000,000円コース(法人向け) | ¥3,000,000 | |
10,000,000円コース(法人向け) | ¥10,000,000 |
※ご注意
・【寄付控除あり】と記載されたコースのみが、寄付控除(税制優遇)の対象となります。
・ご支援完了後、キャンセルや返金、コース変更は一切お受けできません。各コースごとの詳細や注意事項をよくお読みの上ご支援ください。
・複数のコースを同時に(あるいは別タイミングで改めて)ご支援いただくことは歓迎です。
・ツアー・体験型コースは、すべて現地集合・解散となります。交通費はご自身でご負担ください。また、具体的な日程は、クラウドファンディング終了後に支援者様にお知らせいたしますが、ご参加が叶わなかった場合もキャンセルや返金はいたしかねますのでご理解ください。
・お渡しする常設展入館券には有効期限がございます。
・リターンに関する条件の詳細については、「リターンに関するご留意事項」もご確認ください。
・酒類のリターンに関しては下記をご確認ください。
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20歳未満の者の飲酒は法律で禁止されています。
酒類販売管理者標識
・販売場の名称及び所在地:酔仙酒造株式会社(大船渡市猪川町字久名畑136-1)
・酒類販売管理者の氏名:吉田聡
・酒類販売管理研修受講年月日:令和3年5月24日
・次回研修の受講期限:令和6年5月23日
・研修実施団体名:気仙小売酒販組合
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2023-08-08 00:04:10Z
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