任天堂は7日、今期(2024年3月期)の連結営業利益予想(従来4500億円)を5000億円に上方修正した。ブルームバーグが集計したアナリスト23人の予想平均5294億円を下回った。前期実績比では0.9%の減益となる。
4-9月(第2四半期)連結累計期間の販売状況や今後の見通しを踏まえ、通期の販売予想を見直し、併せて為替の前提レートも1ドル130円から140円に、1ユーロ135円から150円に見直した。
今期の業績予想 |
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家庭用ゲーム機「スイッチ」の今期販売計画はハードを従来予想の1500万台に据え置いた一方で、1億8000万本としていたソフトを1億8500万本に引き上げた。
古川俊太郎社長は会見で、スイッチハードの今期目標について「1500万台は大きな目標」との認識を示し、今後の年末商戦に向けて「どの程度、買い替え、買い増しの需要、新規需要を実際の購入につなげていけるかが非常に重要」だと述べた。
また次世代機の投入時期については、「常に新しいハードやソフトの研究開発を行っている」としたものの、それ以上のコメントは控えた。
スイッチは発売7年目でも一定の需要を維持しており、今期もハードの特別仕様版や人気キャラクター「マリオ」の新作ソフトなど年末商戦に向けた準備が進む。映画「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」など知的財産(IP)の活用も積極展開する。
サプライズ
一方、好調な業績を反映して、5月時点で未定としていた第2四半期末の配当を80円に決定した。期末を1株当たり101円とすることで、年間配当予想を147円から181円に引き上げた。
東洋証券の安田秀樹アナリストは、「このタイミングで業績修正をしてくると見ていた市場関係者はほとんどいなかったのでサプライズ」だと分析。年末商戦を含む10-12月期は前年同期比では「間違いなくマイナスだろう」と指摘した。
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(会見内容やアナリストコメントを追加しました)
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2023-11-07 06:35:00Z
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