29日の東京株式市場で日経平均株価は3営業日ぶりに反落した。前日比256円77銭(1.21%)安の2万1003円37銭で終えた。終値で2万1000円を割った3月25日以来の安値。米中貿易摩擦が長期化するとの懸念で前日の米株式相場が大幅安となったほか、世界的に金利低下が進むなどリスクオフの動きが強まった。投資家心理が悪化して半導体関連株や電子部品株などに売りが優勢となった。運用環境の悪化懸念から銀行や保険などの金融株が売られ、相場を押し下げた。
日経平均は午前に一時375円安となる場面があった。外国為替市場で円相場が一時2週間ぶりの円高水準となり、電機や自動車など輸出関連株が下げた。米中交渉の先行き不透明感から「国内の機関投資家による押し目買いが限られた」(国内証券の日本株営業担当者)ことも下げにつながった。
午後は下げが一服した。株安進行を受け、日銀が上場投資信託(ETF)を買い入れるとの観測が相場を支えた。日経平均が節目の2万1000円を割り込むなか、株価指数先物を売り持ちにしていた海外短期筋が買い戻しを入れたのも下値支持につながった。
JPX日経インデックス400は4営業日ぶりに反落した。終値は前日比133.90ポイント(0.97%)安の1万3675.64だった。東証株価指数(TOPIX)も4営業日ぶりに反落し、14.58ポイント(0.94%)安の1536.41で終えた。
東証1部の売買代金は概算で2兆1030億円。売買高は13億2229万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1541、値上がりは512、変わらずは83銘柄だった。
東エレクやアドテスト、安川電が下落した。サイバーやユニファミマ、資生堂の下げが目立った。第一生命HDやT&D、三菱UFJも安かった。一方、アステラスやJXTG、日産自は上昇。かんぽ生命や日揮、千代建は上げた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO45400160Z20C19A5000000/
2019-05-29 00:08:00Z
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