23日午前の東京株式市場で日経平均株価は反発し、前日比128円00銭(0.67%)高の1万9265円95銭で前場を終えた。米国で経済活動の再開期待が高まり前日のダウ工業株30種平均が反発。連日急落していた米原油先物相場も上昇し、投資家のリスク回避姿勢が和らいだ。海外投資家による先物への買い戻しで日経平均の上げ幅は一時250円に迫ったが、戻り売りが上値を抑えた。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も反発した。
米国の一部の州で経済活動の制限が緩和される動きが広がった。サウジアラビアが一段の協調減産に向けて準備をしていると伝わったことなどを背景に、米原油先物相場が上昇。東京市場では景気敏感株や資源関連株を中心に買いが入った。
半面、新型コロナウイルスの感染拡大による日本国内の経済活動の停滞が長期化するとの懸念は根強く、上値を追う姿勢は限られた。前引け時点の東証1部の売買代金は概算で8148億円と商いは低調。売買高は4億7792万株だった。
東証1部の値上がり銘柄数は1583と、全体の約7割を占めた。値下がりは494、変わらずは86銘柄だった。
国際石開帝石や丸紅が高く、ファナックやオリンパス、東レが堅調に推移。電通グループやサイバーが買われた。一方、エーザイが急落。JR東日本や花王、リクルートが軟調で、東エレクやアドテストが下落した。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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2020-04-23 02:48:02Z
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