【NQNニューヨーク=横内理恵】4日のニューヨーク外国為替市場で円相場は小幅に下落し、前日比05銭円安・ドル高の1ドル=106円20~30銭で取引を終えた。8月の米雇用統計が市場予想以上に改善し、円売り・ドル買いを誘った。ただ、米株式相場が下げ止まらず、低リスク通貨とされる円は下げ渋った。
米雇用統計では失業率が8.4%と7月の10.2%から低下し、市場予想(9.8%)も下回った。非農業部門の雇用者数は前月比137万1千人増と市場予想以上に増え、雇用情勢の改善が続いていると受け止められた。
米長期金利の上昇を受け、日米金利差の拡大を手がかりとした円売りもあった。対ユーロなどでドルを買い戻す動きが一時加速したことも対円のドル買いに波及した。
円は売り一巡後は買い戻しが入った。米株式相場が下げ幅を広げ、ダウ工業株30種平均が600ドルあまり下げる場面があった。ナスダック総合株価指数は一時5%安となった。連日の米株安で投資家のリスク回避姿勢が強まり、円を買う動きにつながった。
この日の円の安値は106円50銭、高値は106円18銭だった。
円は対ユーロで4日続伸し、前日比10銭円高・ユーロ安の1ユーロ=125円70~80銭で取引を終えた。
ユーロは対ドルで4日続落し、前日比0.0015ドル安い1ユーロ=1.1830~40ドルで終えた。米雇用統計の改善を受けてユーロ売り・ドル買いが優勢になった。米株安が進んだ場面でもリスク回避姿勢から投資家がユーロを売ってドルを買う動きが目立った。
米株式相場が午後に下げ渋ったのに加え、3連休前に持ち高を手じまう動きもあり、ユーロは下げ渋って終えた。
ユーロの安値は1.1781ドル、高値は1.1855ドルだった。
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2020-09-04 21:48:38Z
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