IT企業のサイボウズは28日の定時株主総会で、入社1年目や米国人の社員が取締役に就任し、他の企業ではみられない多様な顔ぶれになった。取締役を社内公募した同社の青野慶久社長(49)は「男も女もラベルのひとつにすぎない」と話す。選択的夫婦別姓を唱え、イクメン社長としても知られる青野社長の考える真の多様性とは。
――これまでの取締役は青野さんをはじめ男性3人でした。「おじさんばかりで多様性を実現できなかった」とする「おわび」の新聞広告が話題をよびました。
「自虐ネタとしては最高でしょう(笑)。別におじさんだからダメではありません。伝えたかったのは、社内の透明性を高めれば取締役の仕事はもういらないということなんです。何かを隠そうとするから、だれかが監視や監督をしなければいけない。サイボウズは取締役会や事業戦略会議にはだれでもオンラインで参加できます。会議が始まるとスレッドが立ちあがり、みんなが自由にコメントを書きこめる。ビデオ録画で見返せるし、議事録も共有している。情報をオープンにすると、私のバカさが全社に公開されるわけですよ。『何かエンジニアぶって意見をいっているけど、青野さん、本当にわかっていないね』という書きこみをくらうわけです。私もそれも受け入れないといけない。私が会食でいくらつかったかも必ずばれます」
――肩書に縛られたメンツは捨てろということですね。
「そうなんです。これってなかなか難しい。日本のほとんどの企業は権威や役職で動かしていますから、社長の言うことは必ず聞かないといけない。でも、インターネットでだれもが情報を同時に共有できるようになった。一部の権力者が牛耳るような組織構造なんてもう古い。ネットを使えば情報を一部の人に集め、密室で会議し、現場におろすなんてことのいらない組織ができる。世界的にみても新しい組織モデルを日本から発信するチャンスだと思っています」
――それが取締役を社員から公募した理由でしょうか。
「取締役も幹部も社員も、お互…
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2021-03-28 08:00:00Z
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