米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、新型コロナウイルスの流行が後退し米国民の外出や消費が可能になると見込まれるため、今年は物価が上昇するだろうと述べた。だが、それが過剰なインフレを招くリスクは大きくないとの見方を示した。
パウエル議長は23日、下院金融委員会で「今年は年を通じてインフレ率が上昇すると予想している」と証言。繰り越し需要やサプライチェーンの障害、インフレ圧力が極めて弱かった昨年との比較によるベース効果を理由に挙げた。それでも「インフレへの影響は特段に大きくはなく、持続的でもないだろうというのが最もあり得る展開だとみている」と語った。
パウエル氏は政府の新型コロナ対応を議会が監視する一環として、イエレン財務長官と共に議会証言に臨んだ。2人は24日には上院銀行委員会で証言する。
原題:
Powell Expects Inflation to Bump Up But It Won’t Get Out of Hand(抜粋)
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2021-03-23 18:32:00Z
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