ルネサス工場火災 自動車メーカー 生産への影響 確認急ぐ - NHK NEWS WEB

茨城県ひたちなか市のルネサスエレクトロニクスの工場では今月19日、製造装置など一部の設備が燃える火事があり、自動車向け半導体などの生産を一部、停止しています。

ルネサスは1か月以内の再開を目指す方針で、取り引きのある自動車メーカーなどが現地に社員を派遣して復旧を支援しています。

一方、トヨタ自動車や日産自動車、ホンダなどルネサスの半導体を使っていた各社は、今回の火災の影響がどの程度、生産に及ぶのか確認を急いでいます。

自動車業界では、ことしに入って半導体不足による車の減産が相次ぎましたが、手持ちの半導体の在庫は通常より少なくなっているほか、ルネサス以外の半導体メーカーも増産の余力が限られています。

さらにルネサスの工場には製造途中の半導体が残っていましたが、供給できるのはおよそ1か月分にとどまるということです。

市場の動向に詳しい関係者の間では、今回の火事で自動車メーカーは追加の「減産」が避けられないという見方も出ていて、影響が懸念されます。

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2021-03-22 21:11:09Z
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