[東京 12日 ロイター] - きょうの東京株式市場で日経平均株価は、反発が想定されている。このところ値動きがさえなかった米ナスダック総合の上昇の流れを引き継ぎ、半導体関連を中心としたハイテク株に買いが先行するとみられている。ただ、買い一巡後は12月米消費者物価指数(CPI)の公表を日本時間の今夜に控えて、様子見ムードが広がりそうだ。
日経平均の予想レンジは2万8300円─2万8600円。
11日の米国株式市場は主要3株価指数が上昇した。上院銀行委員会で開かれたパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の再任指名に関する公聴会で、大きなサプライズがなかったことから安心感が広がった。
パウエル議長はFRBには高インフレが「定着」しないことを確実にする決意があると表明。金融政策引き締めは堅調な雇用市場を損なわず、むしろ経済成長を維持するために必要という見解を示した。
現在のドル/円は115.30円付近と、11日午後3時時点の115.24円から横ばい。シカゴの日経平均先物3月限(円建て)清算値は2万8455円と前日の現物終値を上回っている。きょうの日経平均は4日ぶりの反発となり、このところ軟調だった半導体関連などのハイテク株を中心に買い戻しが先行しそうだ。
市場では「これまでタカ派に傾斜していたパウエル議長だが、やや修正され米長期金利の上昇には一服感がみられる。日本のグロース株にとってプラスとなるだろう」(国内証券)と声が聞かれる。
個別では、前日に決算を発表した安川電機の株価が注目されている。同社の第3・四半期の連結受注高は1430億円と過去最高額に達したものの、通期の連結営業利益(国際会計基準)は従来計画から据え置いた。東南アジアの工場停止などに伴う部材不足の影響を加味したといい、市場での受け止めに関心が集まっている。
主なスケジュールは、国内でイオンが決算を発表する。中国では12月PPI、CPI(国家統計局)、米国では12月CPI(労働省)、財政収支(財務省)が公表される。
前営業日終値 昨年来高値 昨年来安値
日経平均 28222.48 30795.78 26954.81
-247.25 2021年9月14日 2021年8月20日
シカゴ日経平均先物当限 28455(円建て)
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2022-01-11 22:54:00Z
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