東京外国為替市場では円が急伸。ウクライナ軍が砲撃したとの一部報道を受け、地政学リスクを懸念したリスク回避の動きが強まった。円は主要通貨全てに対して上昇。ドル・円相場は1ドル=115円台前半へ下落したが、リスク回避目的の買いはドルにも入ったため、値幅は限定的だった。
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市場関係者の見方
ソニーフィナンシャルグループの石川久美子シニアアナリスト
- 少しきな臭さが上がっているので、ロシアと西側の直接対決が意識されやすいところまできてしまっており、ネガティブな報道には振れやすいし、落ち着いてリスクポジションを取れない状況
- ただ、日米の長期的な金利差拡大懸念もあるし、リスクオフとなると他通貨に対してドルも買われるので、ドル・円の下値は限られやすい
- 一方、クロス円(ドル以外の通貨の対円相場)は下に行きやすい。特にユーロはウクライナ関係の問題になると天然ガスの供給が絞られるのではないかという話でネガティブに働き、売られやすい
ステート・ストリート銀行の若林徳広東京支店共同支店長
- 片方では米金融政策への期待があり、片方ではウクライナのヘッドラインに振らされているが、何を信じればいいのか分からないし、相場という意味で非常にナーバスになっている
- ウクライナの話がいったん落ち着けば、ファンダメンタルズに戻ってまたリスクオン的な相場になるのではないかと思うが、いつ落ち着くのかこればかりは分からない。ドル・円は115円台中心の展開が続きそう
背景
https://news.google.com/__i/rss/rd/articles/CBMiQ2h0dHBzOi8vd3d3LmJsb29tYmVyZy5jby5qcC9uZXdzL2FydGljbGVzLzIwMjItMDItMTcvUjdGMjY1VDBBRkI1MDHSAQA?oc=5
2022-02-17 02:42:47Z
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