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3日の米株式相場は大幅反落。ハイテク銘柄中心のナスダック指数は2020年秋以来の大幅安となった。前日に決算を発表したメタ・プラットフォームズ(旧フェイスブック)が急落し、時価総額にして2500億ドル(約28兆7500億円)余りが吹き飛んだ。
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ナスダック100指数は4.2%安と特に下げが目立った。相場では、欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁が予想外にタカ派的な見解を示したことも材料視された。
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S&P500種株価指数は前日比2.4%安の4477.44。ダウ工業株30種平均は518.17ドル(1.5%)安の35111.16ドル。ナスダック総合指数は3.7%低下。
ミラー・タバクのチーフ市場ストラテジスト、マット・メイリー氏は、メタの株価急落とECBのタカ派シフトがこの日の相場に「ワンツーパンチ」を浴びせたと指摘。「直近4営業日では午後に上げが加速していたので、またそれに救われるのではとの期待があった。それが実現しなかったため、トレーダーの信頼感は大きく損なわれた」と語った。
米国債は下落。ユーロ圏国債に連れて下げた。ニューヨーク時間午後4時14分現在、10年債利回りは6bp上昇の1.83%。
欧州ではイングランド銀行(英中央銀行)が政策金利を25ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)引き上げて0.5%としたほか、保有資産の縮小を開始した。
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外国為替市場ではユーロが高い。日中の対ドル上昇幅は2020年3月以来の大きさとなった。インフレ見通しに対するリスクが上振れ方向に傾いているとのECB総裁発言が材料視された。
主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.3%低下し、4日続落。ニューヨーク時間午後4時14分現在、ドルは対円で0.4%高の1ドル=114円95銭。ユーロは対ドルで1.2%高の1ユーロ=1.1437ドル。一時は1.3%上昇し1.1451ドルを付けていた。
ニューヨーク原油先物相場は続伸し、2014年以来となる1バレル当たり90ドル台。厳寒で米国内の石油生産施設の一部が影響を受けるとの懸念や、地政学的緊張が背景にある。
石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国で構成する「OPECプラス」は小幅な生産引き上げを3月も維持することで前日に合意したが、メンバー国が割当量をフル生産できるかどうかトレーダーは懐疑的だ。こうした複数の強材料が原油相場を押し上げた。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物3月限は2.01ドル(2.3%)高の1バレル=90.27ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント4月限は1.64ドル(1.8%)上昇の91.11ドルと、こちらも90ドルを上回った。
金相場は小幅安。欧州中央銀行(ECB)の金融引き締め観測を受けてユーロが対ドルで上昇したことや、まちまちの米経済指標を見極める状況だった。
米供給管理協会(ISM)が発表した1月の非製造業総合景況指数は活動拡大を示したものの、約1年ぶりの低いペース。先週の米新規失業保険申請件数は市場予想以上に減少した。
金スポット価格はニューヨーク時間午後3時34分現在、0.1%安の1オンス=1805.57ドル。過去3日間では0.9%上昇していた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は0.3%安の1804.10ドルで引けた。
原題:Biggest Tech Selloff Since 2020 Sinks U.S. Stocks: Markets Wrap(抜粋)
Euro Gains Most in Nearly Two Years on ECB Comments: Inside G-10(抜粋)
WTI Crude Passes $90 a Barrel for the First Time Since 2014(抜粋)
Gold Wavers as Traders Weigh Monetary Tigtening, Economic Data(抜粋)
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2022-02-03 22:03:00Z
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