IHSマークイットが発表した9月のドイツ総合購買担当者指数(PMI)は、同国民間セクターが過去約7年で最も冷え込んでいることを示した。製造業は一段と低迷。政府には景気対策を追加するよう求める圧力が高まるとみられる。
9月の総合PMIは49.1と前月の51.7から低下。市場予想の51.5を下回り、2012年10月以来の低水準となった。拡大と縮小の境目である50を下回ったのは13年4月以来初めてだった。
マークイットのエコノミスト、フィル・スミス氏は貿易摩擦の影響や自動車業界の問題、現実となりつつある英国の欧州連合(EU)離脱が製造業の「受注をまひ」させていると述べ、ドイツ産業界にとっては2009年の金融危機以降で最悪の落ち込みだろうと話した。
またユーロ圏の総合PMIは9月に50.4と、市場予想の52を下回り、ほぼ6年ぶりの低水準となった。マークイットによるとユーロ圏の第3四半期の成長率は0.1%にとどまり、今後数カ月間にさらに悪化する可能性がある。
ドイツPMI統計を手掛かりに外国為替市場ではユーロが下落。対ドルで1ユーロ=1.10ドルを下回り、一時0.5%安の1ユーロ=1.0966ドルとなった。
原題:Germany May See No Growth This Year as Manufacturing Slumps(抜粋)
Euro-Area Economy Comes Close to Stalling as Factories Suffer(抜粋)
Euro Drops Below $1.10 as German PMI Index Signals Contraction(抜粋)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-09-23/PY9Y5KT0G1KW01
2019-09-23 10:55:00Z
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