2日午後10時20分ごろ、東京都目黒区自由が丘1丁目の東急東横線の自由が丘―都立大学駅間の線路沿いで、建設現場の足場が崩れて架線に倒れかかった。この事故の影響で停電が起き、復旧作業も難航しているため、渋谷―武蔵小杉駅間の上下線では、3日の始発から運転を見合わせている。運転再開は昼過ぎの見込み。
東急電鉄は「朝の通勤ラッシュ時間帯での運転再開の見込みはない」として、振り替え輸送の利用を呼びかけている。東横線の武蔵小杉―元町・中華街の駅間では折り返し運転を実施し、午前9時ごろまでの通勤・通学のラッシュ時間帯については通常の5割程度で運行する。また、8両編成の各駅停車での運行のため、振替路線とあわせて混雑が予想されるという。
2日夜の崩壊は強風の影響とみられている。警視庁や東京消防庁によると、倒れた足場は縦約15メートル、横約25メートルで、けが人はいないという。
現場は、自由が丘駅から北へ約300メートル進んだ線路上で、脇にあるビルの新築工事用に組まれた足場の上半分が折れて倒れかかっていた。ビルと線路の間には車が通れるだけのスペースはなく、復旧作業は線路上に作業車を載せたり、倒れかかっている足場の下に新たに足場を設けたりして進められていた。
近くに住む男性(74)は「昨夜のニュースを見て現場を知った。大変なことになった」と心配そうに現場を見上げていた。
午前7時半ごろ、始発から運転見合わせが続く自由が丘駅では、正面口に運転見合わせを知らせる掲示板を設置。構内では、駅員が説明に追われていた。
女子中学生(13)は、一緒に登校する同級生を待っていた。「東横線でこの駅まで来るはずだった友人は、迂(う)回すると言っていた。学校に間に合うかどうか心配」と話した。別の利用客の男性(40)は、「(目的の駅まで)歩いていくしかないかな」と笑った。
武蔵小杉駅(川崎市)でも、駅員が拡声機で代替輸送などを案内。美容室アシスタントの女性(24)は、駅に来て初めて運転見合わせを知った。「今日はもうゆっくり行くことにします」と苦笑いしていた。明治神宮前駅近くの店にはJR線などで向かうという。(中野浩至)
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2021-03-02 23:58:00Z
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