中堅食品スーパーの関西スーパーマーケット(兵庫県伊丹市)と阪急阪神百貨店を傘下に持つエイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングの経営統合を巡り、ディスカウントスーパーのオーケー(横浜市)が統合手続きの差し止めを求めた仮処分申請で、神戸地裁(阿多麻子裁判長)は22日、差し止めを命じる決定をした。
仮処分決定は直ちに法的効力を持ち、12月1日に予定していた経営統合の作業がストップする。関西スーパーは仮処分決定を不服として、決定取り消しを求める保全異議を申し立てる方針。
オーケーは改めて、関西スーパーに株式公開買い付け(TOB)による買収を提案する考えだ。
オーケーによる仮処分申請は、関西スーパーが10月29日に開催した臨時株主総会の当日、株主企業を代表して出席した男性の投票を「棄権」から「賛成」に切り替えて集計したことが適切かどうかが争点だった。
この企業は事前に議決権を行使して賛成票を投じていたが、男性は総会で棄権とみなされる白票を投じた。この結果、統合への賛成は可決に必要な3分の2を下回る65・71%にとどまった。
総会当日の集計結果の発表前に、男性から投票の扱いについて問い合わせを受けた関西スーパーが賛成として再集計したところ、賛成が3分の2を上回る66・68%となり、統合が可決された。
阿多裁判長は「議決権行使の内容を後で覆すことは誰も想定していない」と指摘。「いったん(白票を)回収箱に入れた以上、議場閉鎖の解除後は、軽微かつ形式的な誤りであったとしても訂正することができない」と結論付けた。
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2021-11-22 15:31:24Z
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