Senin, 21 November 2022

サンフランシスコ連銀総裁、利上げ効果が浸透する「時間差」に留意を - ブルームバーグ

米サンフランシスコ連銀のデーリー総裁は、インフレ鈍化に向けて一段の利上げを進める中、金融政策の効果が経済に行き渡るには時間差が伴うことに当局者らは留意する必要があると述べた。また、政策金利が少なくとも5%に達するとの見方をあらためて示した。

  総裁は21日、カリフォルニア州のオレンジ郡ビジネス協議会で講演。事前に配布された原稿によれば、「政策を十分に抑制的なスタンス、つまりインフレを鈍化させ物価の安定を回復させるのに必要な水準にすべく取り組む上で、われわれは留意する必要がある」とし、「調整が足りなければインフレは高過ぎる状態が続くが、調整が行き過ぎれば、不必要な痛みを伴う景気低迷を招きかねない」と述べた。

  講演後に行われた記者団との電話会見では、自身はあらゆる利上げの選択肢を携えて12月13、14両日の会合に臨むことになると述べた。また政策金利のピークは少なくとも5%になるとの予測をあらためて示した。

  「今何を行うべきか、どこにリスクがあるかを考える中で、私はいわゆるタカ派寄りになりがちだ」とした上で、「5%は私にとって良いスタート地点だ」と述べ、必要に応じて高くなる可能性に言及した。

  デーリー総裁はインフレが「容認できないほど」高いとし、自身を含め金融当局者はインフレ押し下げに向けてまだやるべき仕事があるとの認識をこれまでに示したと指摘。ただインフレの減速が示された直近の消費者物価指数(CPI)統計については、「期待が持てる」と語った。

  インフレ鈍化に向けて金融当局は利上げを続けているが、金融政策の要素は政策金利だけではないとデーリー総裁は説明。現在進めているバランスシートの縮小と将来の政策の道筋に関するフォワードガイダンスも、引き締めのメカニズムとして効果を発揮するとし、それは金融環境に反映されているとの認識を示した。

  「フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標は3.75-4%だが、金融市場は6%程度の水準にあるような反応を示している」と総裁は語った。

  「さらなる金利調整について判断を下す上で、FF金利と金融市場の引き締まりとの間の乖離(かいり)を意識し続けることは重要だ」とし、「それを無視すれば、引き締め過ぎとなる可能性が高まる」と述べた。

原題:Fed Should Be Mindful of Lags as It Tightens Further, Daly Says(抜粋)

Fed’s Daly Urges Mindfulness About Lag Effects as Hikes Roll On(抜粋)

 

(発言の内容を追加して更新します)

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2022-11-21 19:35:00Z
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