8日夜、山陽新幹線の岡山駅と兵庫県の相生駅の間で人身事故が発生し、新大阪駅と広島駅の間で5時間余りにわたって運転を見合わせました。
この影響で線路上に停車した2本の列車では400人以上の乗客が車内での待機を余儀なくされたということです。
JR西日本が9日に公開した、事故が起きた列車の先頭車両の画像では、先端部分が大きく壊れ、内部の構造があらわになっています。
JR西日本によりますと、8日午後10時すぎ、鹿児島中央発新大阪行きの山陽新幹線「さくら572号」が岡山駅と兵庫県の相生駅の間を走行中に線路上で人と接触しました。
警察による現場検証と車両や設備の点検に時間を要したため、山陽新幹線は新大阪駅と広島駅の間の上下線で5時間余りにわたって運転を見合わせました。
この影響で、一時、14本の列車が線路上や駅のホームに停車し、このうち、線路上に停車した2本の列車で400人以上の乗客が車内での待機を余儀なくされたということです。
JR西日本によりますと、山陽新幹線は広島と博多の間の下り線で始発から運転を見合わせていましたが、午前6時30分ごろ運転を再開したということです。
およそ4000人に影響が出たということです。
先頭車両の先端部 大きく壊れる
JR西日本は9日、事故が起きた列車の先頭車両の画像を公開しました。
画像では、先端部分が大きく壊れ、内部の構造があらわになっています。
この列車にはおよそ150人の乗客が乗っていて、点検などを終えたあと、姫路駅まで運転し、乗客を降ろしたということです。
山陽新幹線は9日も一部の列車で遅れが出るなどしましたが、現在は平常どおり運転しているということです。
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2023-06-09 05:39:40Z
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