トヨタ自動車の株主総会が14日、愛知県豊田市の本社で開かれ、4月に就任した佐藤恒治社長、豊田章男会長ら取締役10人の選任が承認された。今回は、米国の議決権助言会社が、豊田氏の選任に反対することを推奨。海外投資家から気候変動問題への対応強化を求めて、トヨタとしては18年ぶりの株主提案が出されるなど、異例の展開を見せた。
豊田氏の再任を巡っては、総会での投票行動に影響を持つ議決権助言会社の米グラス・ルイスが、「取締役会の独立性に懸念がある」として反対を推奨した。実際に賛否を投じる機関投資家である、米国最大の公的年金基金「カルパース」(カリフォルニア州職員退職年金基金)は反対票を投じたと表明していた。
総会で、佐藤氏は株主に対し、「豊田会長が作り上げた価値観をしっかり継承していく」と強調。「未来の車へ新しいチャレンジをしていくことが我々の使命だ」と理解を求めた。
投票では、豊田氏を含めた10人全員の取締役選任が承認された。10人のうち新任は佐藤氏のほか、副社長に就いた中嶋裕樹氏、宮崎洋一氏ら6人。社外取締役は新任となる三井住友銀行の大島真彦副会長ら4人が務める。
詳細な投票結果は15日に公表される予定だが、豊田氏への賛成比率は前年(95・6%)から低下する可能性がある。
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2023-06-14 09:56:00Z
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