【NQNニューヨーク=川上純平】9日のニューヨーク外国為替市場で円相場は反落し、前日比40銭円安・ドル高の1ドル=139円30~40銭で取引を終えた。米連邦準備理事会(FRB)が6月に利上げを見送った後も、根強いインフレ圧力を背景に金融引き締め姿勢を維持するとの見方から円売り・ドル買いが優勢だった。
FRBは13~14日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利を据え置くと予想されている。ただ、その後の会合でも利上げを控えるかは不透明で、市場では「FRBは(声明などで)引き締め寄りの姿勢を示す」(JPモルガンのマイケル・フェローリ氏)との見方がある。今後の物価指標次第ではFRBの金融引き締めが長期化すると懸念されている。
米株式市場ではハイテク銘柄を中心に株高が続き、多くの機関投資家が運用指標にするS&P500種株価指数は9日に2022年8月以来の高値を付けた。株式投資家が運用リスクを取る姿勢を強めているのも低リスク通貨とされる円の重荷だった。
円の安値は139円59銭、高値は139円04銭だった。
円は対ユーロで反落し、前日比5銭円安・ユーロ高の1ユーロ=149円75~85銭で取引を終えた。
ユーロは対ドルで3日ぶりに反落し、前日比0.0030ドルユーロ安・ドル高の1ユーロ=1.0745~55ドルで取引を終えた。週末を前に持ち高調整のユーロ売り・ドル買いが出た。
ユーロの安値は1.0743ドル、高値は1.0784ドルだった。
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2023-06-09 21:42:28Z
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